20代男性が変異株に感染 栃木県内2例目 新型コロナ
栃木県は17日、県内の20代の男性について、新型コロナウイルスの英国由来の変異株への感染が確認されたと発表しました。
県内在住者の変異株の感染は2例目となります。
県によりますと変異型の感染が確認された県内の20代の男性は、先月中旬に発熱や咳の症状が発症して入院し、先月下旬に退院しました。
県が国立感染症研究所に送った検体を検査したところ、18日に英国由来の変異株であることが判明しました。
男性に渡航歴はなく不特定多数と接触する機会もなかったことから、今のところ感染経路は判明していないということです。
男性の同僚や知人など濃厚接触者とされた6人は陽性が確認されていますが、国の検査の結果、変異株の感染は確認されなかったということです。
県は17日、男性や男性とともに感染が確認された人の健康状態を確認したところ、現在までに異常はみられないということです。
男性の周辺地域で新たな変異株の感染が確認されていないことから、現段階で感染拡大のおそれはないとしています。
17日の感染確認状況です。
県と宇都宮市は17日、新たに30人が感染したと発表しました。
1日の感染者が30人を超えるのは1月29日以来です。
感染が確認されたのは、栃木市、小山市、佐野市、宇都宮市などの10代から100歳以上の男女30人です。
半数以上がこれまでに感染が確認された人の関係者です。
県内の感染者は累計4335人となり、現在の療養者は157人、入院調整中は33人となっています。
近県の感染状況です。埼玉県は132人が感染、茨城県は1人死亡し40人が感染、群馬県は1人死亡し27人が感染したと発表しました。