13日、芳賀町の養鶏場で、県内の養鶏場では初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、県は15日までにここで飼育されている鶏8万3千羽を殺処分しました。

高病原性の鳥インフルエンザウイルスが県内で初めて確認された芳賀町の養鶏場で県は、13日夜から殺処分を始めました。

県の職員延べおよそ1千人が昼夜を通して対応にあたって、15日7時過ぎに飼育していた8万3千羽すべてを殺処分したということです。

処分した鶏は隣接する土地に埋めていて、鶏のフンやエサ、産んだ卵の処分も17日までに終える予定です。

15日の夜からは養鶏場内の清掃と消毒を始め、19日までにこの場所の防疫措置を完了させる計画です。

鶏や卵の搬出制限区域となる半径3キロから10キロ圏内にある26の養鶏場などでは、およそ49万羽が飼育されていて、このうち11の農場は国と協議した結果、区域外への卵などの出荷が可能となりました。

一方、農林水産省の調査チームが14日、鳥インフルエンザが発生した養鶏場に入り感染経路などを調べています。