子ネコ時代のバロンを演じるサザエ
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 現在公開中の菅田将暉&有村架純主演の映画『花束みたいな恋をした』で、菅田と有村ふんするカップルの愛猫を演じる3匹の猫の存在が明らかになった。

 本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃し偶然に出会ったことから恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間の軌跡を追うラブストーリー。ドラマ「東京ラブストーリー」「最高の離婚」などの坂元裕二が脚本を務め、1月29日の公開以来、6週連続1位の大ヒットを記録している。

 麦と絹が同棲中、共に暮らす黒猫の名前はバロン。幼少期、成長期、成猫と3匹の猫が演じており、いずれもドラマや映画で活躍する動物たちを有するプロダクション、ZOO動物プロに所属している。成猫を演じるのはスコティッシュフォールドのオス、ジャック。これまでドラマ「黒猫、ときどき花屋」(2013・ NHK BSプレミアム)、「夏目漱石の妻」(2016・NHK)、「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」(2018・日本テレビ系)、「ブランケット・キャッツ」(2017・NHK)、「マリーミー!」(2020・テレビ朝日系)や映画『3月のライオン』(2017)などに出演。美しいゴールドアイズを有する。

 成長期を演じるキャビアは、ボンベイのメス。公式サイトでは「期待の新人」として紹介されている。そして幼少期は、くりくりとした愛らしい目を持つサザエ。

 バロンはもともと捨て猫で、麦と絹に拾われてからはソファーやストーブの前、キャットタワーなど至るところに登場。猫じゃらしで遊んだり、愛おしそうにバロンを見つめる絹から、いかに大切に飼われているかがうかがえる。

 シネマトゥデイのインタビューでは、菅田が好きなシーンの一つとして猫を拾うシーンを挙げており、「撮影現場で箱を開けた瞬間に二人で爆笑しちゃったんです。ちっちゃな子猫がこっちを見ている様子がかわいすぎて……」と述懐。台本には「子猫を見つける」程度のト書きのみだったにもかかわらず、有村と同じリアクションをとっていたことを明かしていた。(編集部・石井百合子)