いろんな料理に使える万能おかずの素! 編集者・山田の「ちくわとザーサイのオイルあえ」

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オレペの中の人ってなに食べてるの?〜ベテラン料理編集者4人のうちごはん〜

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者4人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。


vol.18 入社26年目 計量が苦手な山田の場合
『ちくわとザーサイのオイルあえ』

ちくわ好きが高じて、一冊丸ごと「ちくわ」の本を企画編集、世に送り出してから早三年。おかげさまですでに八刷となり、今もジワジワと売れ続けております(ありがたい)。実は、社内の企画会議で「ちくわのレシピしかのっていない」本を作りたいと提案したときは、「類誌がない」「ちくわだけで一冊もつのか?」という心配の声があちらからも、こちらからも聞こえる状況だったんですけど、あのときくじけずに、揺るがぬちくわ愛を貫いてほんとによかったなと思います(愛って・笑)。その後、社内一部の関係者から「ちくわ」と呼ばれるようになったことについても一片の悔いもありません(大げさ)。

というわけで、人一倍ちくわ愛の強い私が日々台所に立つわが家の食卓において「ちくわ」は不動のレギュラーメンバー。いろいろな料理に姿を変えて登場するわけですが、今回紹介する「ちくわとザーサイのオイルあえ」は、とにかくアレンジの幅が広い、万能おかずの素。ちくわとザーサイを刻み、オリーブオイルであえて、ごまを混ぜるだけの単純さながら、ちくわ&ザーサイのうまみと塩けがい〜い仕事をして、そのままちびちびつまんでも、なんだか酒がすすむ肴になるんですよ、これが。

豆腐の上にのせて具だくさんやっこにしたり、たたききゅうりにからめてあえものにしたり、炊き立てのご飯にのせてかきこんだり……。常に冷蔵庫にちくわがあるもんだから、思い立ったとき、気のむくままにいろいろなアレンジを楽しんでます。言ってるそばから、また食べたくなってきちゃいました。あ〜、私のちくわ愛、どこまでいっちゃうんだろう……(汗)。


ちくわもザーサイもわりと小さく刻んだほうが味がオイルになじんでおいしくなるような気がします。今回はオリーブオイルを使ったけど、ごま油でももちろんノー問題。よりこくのある味わいになります。


いろいろなものにのっけたり、からめたりしますけど、うちはチキン南蛮のタルタルのイメージで、から揚げと合わせたりもします。ちくわとザーサイのオイルあえに塩けがあるので、から揚げは控えめな味にするのがポイント。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『ちくわとザーサイのオイルあえ』


材料(作りやすい分量)ちくわ 3本ザーサイ(びん詰め) 20g白いりごま 小さじ1オリーブオイル 塩※今回は、自家製のから揚げと水菜、トマトを盛り合わせた一皿に、ちくわとザーサイのオイルあえを添えてみました。野菜とから揚げをおのおの皿に取り分け、オイルあえを好みの分量かけて、野菜やから揚げにからめながら食べるという趣向。オイルあえの分量、ちょっと多いかな〜と思いましたけど、きれいになくなって驚愕しました(汗)。
作り方ちくわとザーサイは比較的細かく刻む。ボールにちくわとザーサイ、オリーブオイル大さじ2を入れて混ぜ、さらにごま、塩少々を加えて混ぜる。
⇒塩の分量はお好みで。私は味を引きしめる程度にほんのちょっとだけプラスします。その後どんな料理に使うかにもよるけれど、塩けがたりないと思ったら、塩やしょうゆをあとでたすこともできるので、最初は控えめにしておくのがおススメ。Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。