福田 富一知事は8日、県庁で会見を開き、県内の感染拡大を受けて国の緊急事態対措置の地域に栃木県の追加を要請する方向で調整を進めていくことを明らかにしました。

国が7日、1都3県を対象に緊急事態を宣言していますが、県内では直近1週間の新規感染者の数が577人と人口10万人あたり29.9人で、国が示す感染状況の指標で最も高いステージ4となっています。

こうした状況を受けて福田知事は「国の緊急事態措置の地域への栃木県の追加を要請すべく調整を行っていく」と述べました。

また営業時間を短縮する事業者への協力金ですが、県と宇都宮市で支援を拡大し1店舗につき1日あたり4万5千円に引き上げました。

期間は今月22日までですが、時間短縮の開始する日を3日間設定し、実施した日数に応じて協力金を支払います。

申請の機関は今月25日から来月19日ですが、県では協力金に関するコールセンターを9日から設置し毎日対応するということです。電話028-341-1787

また県は患者の受け入れる病床を16床を増やし333床を確保したことを明らかにしました。

宿泊療養施設については今月15日をめどに県南地区に90室確保するということです。

また県北地区に80室の開設を準備しているほか、感染拡大が著しい宇都宮市の状況を踏まえ、県央地区にさらに宿泊療養施設を増やす調整を行っているということです。

このほか自宅で療養している人で家族などから支援を受けられない人などに食料品や消毒液など生活支援物資を配る予定です。