市民に協力強く求める 緊急事態宣言の宇都宮市
宇都宮市は6日、感染者の急増を受けて市独自の緊急事態宣言を出しました。一夜明けた7日、佐藤 栄一市長は年頭の記者会見を開き、市民に対して改めて感染拡大防止への協力を強く呼びかけました。
市独自の緊急事態宣言では、不要不急の外出の自粛や、酒類を提供する飲食店に営業時間を短縮するよう協力を求めています。
佐藤市長は会見で、市民に対策の徹底を改めて呼びかけたほか、今年の新たな取り組みを発表しました。
このうち新型コロナウイルス対策として、今年の前半までに市民が円滑にワクチンの予防接種を受けられる体制づくりを目指すとしていて、先月、保健所内にその準備を進めるチームを結成したということです。
また県外への往来が多い事業者や重症化しやすい高齢者などに対してPCR検査を受ける費用を助成する仕組みづくりを進めます。
一方、教育分野では市内全ての中学校の体育館に7月までに空調設備を設置することを明らかにしました。
避難所としての利用も想定される体育館の設備を整え、災害時にも活用する方針です。