地域によって全く違う?!知れば知るほど面白い「お雑煮」レシピ7選
こんにちは、梅マイスターの豊島です。
2020年も残すところあとわずか、今年はコロナ禍の影響で、当たり前に楽しめていたことができなくなったり、家にいる時間が増えたり、新しい生活のスタイルを余儀なくされました。
2021年は初詣の形も変わってくると思いますが、やっぱり新年はお雑煮を食べて迎えたいものです。
毎年当たり前のように食べているお雑煮ですが、地域やご家庭によって全く異なります。お餅も角餅や丸餅など形の違いや、だしも、すまし汁やお味噌ベースと異なり、入れる具材も鮭や鶏、カキにエビなど、その地域の名産品が入っているので、家庭ごとにそれぞれの色があって知れば知るほど面白いんですよ。
そこで今回は、全国津々浦々のお雑煮レシピと、お雑煮にちょっぴり飽きたら試して欲しいアレンジレシピをご紹介したいと思います。
■五臓六腑に染み渡る、お出汁が効いた「すまし汁のお雑煮」レシピ
お雑煮は、日本列島を半分に割って、愛知県付近を境にガラリと味もお餅の形も変わります。北海道から関東地方では、すまし汁で角餅のお雑煮が多く、具材の方も新潟では鮭やいくら、宮城県ではハゼといくら、関東地方では鶏肉にほうれん草など、その地域それぞれなのも面白いところです。また、同じすまし汁ベースでも、九州地方のお餅は丸餅なんですよ。お雑煮文化は知れば知るほど面白いですね。
昆布と鰹節でしっかりとっただし汁に、鶏肉の旨味をプラスしたおすましタイプのお雑煮は、大根やニンジンなどの根菜と水菜を入れて栄養も彩りも良く、晴れやかな気持ちで新年を迎えられるお雑煮レシピです。鶏とお出汁のすまし汁が五臓六腑に染み渡り、お餅がスルスル進んでしまう幸せの味です。
海産物が豊富な富山県、そして九州地方の鹿児島県では、ドーンと大きな焼きエビが入った豪華なお雑煮が主流になっています。干ししいたけや昆布で出汁をとったすまし汁に、焼いたエビの香ばしい絶妙な甘みがプラスされ、とても奥行きのある味わいになっています。贅沢気分に浸れるお正月にふさわしいお雑煮レシピです。
広島県の名産である牡蠣を贅沢に入れた「カキ雑煮」。カキのエキスがお出汁に溢れ出た濃厚で芳醇な味わいは、これからの明るい未来を示してくれているような間違いのない美味しさです。鶏だし風味の関東地方の方や、白みそ仕立ての京風を毎年頂いている方にも、新しいお正月の味として、このカキ雑煮是非試していただきたいと思います。
■ほっこり優しい気持ちになれる「お味噌ベースのお雑煮」レシピ
お味噌ベースのお雑煮で真っ先に浮かぶのが、白みそ仕立てで丸餅を使った京風のお雑煮ではないでしょうか。主に関西地方や香川や徳島など四国の一部の地域ではお味噌で丸餅のお雑煮が主流ですが、いりこと赤みそ仕立てにカブを入れて作るシンプルで飽きのこない福井県かぶら雑煮というお雑煮もあります。
優しい甘みが疲れた体も心も優しくほぐしてくれる、ほっこり美味しい白みそのお雑煮は、京都などの関西地方ではお馴染みのお雑煮です。本場京都では、滑りが少なく、とても大きな里芋の仲間である八頭と、真っ赤な金時人参を使うのがポイントになります。金時人参と白みその甘みが最高なんですよ。
■その他にも色々味わえる!知れば知るほど「奥深いお雑煮」レシピ
すまし汁やお味噌ベースなど、全国津々浦々、興味深いお雑煮は多々ありますが、日本海側の鳥取や島根では、小豆汁というぜんざいのようなお雑煮が主流になっています。
そして、お雑煮とは少し異なりますが、新しい味として、エスニック風やカレー仕立てなどのアレンジも楽しめるので各ご家庭でお好みの味を探すのもお正月のお雑煮を楽しむポイントになりますよ。
缶詰を使って作るとっても簡単なぜんざいレシピ。すまし汁のお雑煮、お味噌仕立てのお雑煮にちょっぴり飽きたら、ぜんざいでほっこりしちゃうのも良いですよね。甘党さんにはたまらない新年の迎え方だと思います。こちらもオススメ!
お雑煮の良いところはお店が閉まっているお正月でもいっぱい野菜を摂取できつつ、一杯でごちそう気分になれるので洗い物も少なく済むということもありますよね。このカレー風味のお雑煮はトマトの酸味と麺つゆの和風だしで簡単に作ることができます。お蕎麦を入れて力カレー蕎麦風にしても美味しいですよ。
細粒チキンスープの素に牛肉をプラスしたすまし汁に、根菜類と生姜と長ネギをプラス。最後にプラスしたごま油がお雑煮の新しい可能性を引き出してくれています。レシピではトックという韓国のお餅を使っていますが、角餅でも丸餅でも代用可能です。すまし汁のお雑煮が少し残ってしまった時にごま油と生姜をプラスして味変しちゃうこともできるアイデア溢れるお雑煮レシピです。
■最後に…梅干しで作る「お雑煮の箸休め」にぴったりのレシピ
すまし汁やお味噌仕立て、そしてぜんざいなど、一杯で満足感が得られるお雑煮の時は、さっぱりテイストで食感も楽しめる副菜があると良いですよね。今回、梅マイスターよりご紹介させていただくレシピは、梅干しを叩いてキュウリと和えた「キュウリの梅みそ和え」です。
梅に含まれるクエン酸が、胃腸をさっぱりさせてくれるので、暴飲暴食で少々疲れ気味の胃腸の働きを整えてくれますよ。
おうち時間が増えた今年のお正月は、いつもと違うお雑煮にトライしてみてはいかがでしょう。出身地が違うお友達に、毎年食べているお雑煮がどんなものか聞いてみても楽しいかもしれません。
2020年も残りわずか。今年も一年ありがとうございました!
2021年も皆様がより健康でより美しく、そして毎日笑顔で過ごせますように。
そして日々の暮らしを充実させ、笑顔が絶えない2020年のラストを共に過ごしていきましょう!
(豊島早苗)
2020年も残すところあとわずか、今年はコロナ禍の影響で、当たり前に楽しめていたことができなくなったり、家にいる時間が増えたり、新しい生活のスタイルを余儀なくされました。
2021年は初詣の形も変わってくると思いますが、やっぱり新年はお雑煮を食べて迎えたいものです。
毎年当たり前のように食べているお雑煮ですが、地域やご家庭によって全く異なります。お餅も角餅や丸餅など形の違いや、だしも、すまし汁やお味噌ベースと異なり、入れる具材も鮭や鶏、カキにエビなど、その地域の名産品が入っているので、家庭ごとにそれぞれの色があって知れば知るほど面白いんですよ。
出典:E・レシピ
■五臓六腑に染み渡る、お出汁が効いた「すまし汁のお雑煮」レシピ
お雑煮は、日本列島を半分に割って、愛知県付近を境にガラリと味もお餅の形も変わります。北海道から関東地方では、すまし汁で角餅のお雑煮が多く、具材の方も新潟では鮭やいくら、宮城県ではハゼといくら、関東地方では鶏肉にほうれん草など、その地域それぞれなのも面白いところです。また、同じすまし汁ベースでも、九州地方のお餅は丸餅なんですよ。お雑煮文化は知れば知るほど面白いですね。
おすましのお雑煮
出典:E・レシピ
昆布と鰹節でしっかりとっただし汁に、鶏肉の旨味をプラスしたおすましタイプのお雑煮は、大根やニンジンなどの根菜と水菜を入れて栄養も彩りも良く、晴れやかな気持ちで新年を迎えられるお雑煮レシピです。鶏とお出汁のすまし汁が五臓六腑に染み渡り、お餅がスルスル進んでしまう幸せの味です。
焼きエビ入りお雑煮
出典:E・レシピ
海産物が豊富な富山県、そして九州地方の鹿児島県では、ドーンと大きな焼きエビが入った豪華なお雑煮が主流になっています。干ししいたけや昆布で出汁をとったすまし汁に、焼いたエビの香ばしい絶妙な甘みがプラスされ、とても奥行きのある味わいになっています。贅沢気分に浸れるお正月にふさわしいお雑煮レシピです。
カキ雑煮
出典:E・レシピ
広島県の名産である牡蠣を贅沢に入れた「カキ雑煮」。カキのエキスがお出汁に溢れ出た濃厚で芳醇な味わいは、これからの明るい未来を示してくれているような間違いのない美味しさです。鶏だし風味の関東地方の方や、白みそ仕立ての京風を毎年頂いている方にも、新しいお正月の味として、このカキ雑煮是非試していただきたいと思います。
■ほっこり優しい気持ちになれる「お味噌ベースのお雑煮」レシピ
お味噌ベースのお雑煮で真っ先に浮かぶのが、白みそ仕立てで丸餅を使った京風のお雑煮ではないでしょうか。主に関西地方や香川や徳島など四国の一部の地域ではお味噌で丸餅のお雑煮が主流ですが、いりこと赤みそ仕立てにカブを入れて作るシンプルで飽きのこない福井県かぶら雑煮というお雑煮もあります。
白みそのお雑煮
出典:E・レシピ
優しい甘みが疲れた体も心も優しくほぐしてくれる、ほっこり美味しい白みそのお雑煮は、京都などの関西地方ではお馴染みのお雑煮です。本場京都では、滑りが少なく、とても大きな里芋の仲間である八頭と、真っ赤な金時人参を使うのがポイントになります。金時人参と白みその甘みが最高なんですよ。
■その他にも色々味わえる!知れば知るほど「奥深いお雑煮」レシピ
すまし汁やお味噌ベースなど、全国津々浦々、興味深いお雑煮は多々ありますが、日本海側の鳥取や島根では、小豆汁というぜんざいのようなお雑煮が主流になっています。
そして、お雑煮とは少し異なりますが、新しい味として、エスニック風やカレー仕立てなどのアレンジも楽しめるので各ご家庭でお好みの味を探すのもお正月のお雑煮を楽しむポイントになりますよ。
ぜんざい
出典:E・レシピ
缶詰を使って作るとっても簡単なぜんざいレシピ。すまし汁のお雑煮、お味噌仕立てのお雑煮にちょっぴり飽きたら、ぜんざいでほっこりしちゃうのも良いですよね。甘党さんにはたまらない新年の迎え方だと思います。こちらもオススメ!
お雑煮カレー風味
出典:E・レシピ
お雑煮の良いところはお店が閉まっているお正月でもいっぱい野菜を摂取できつつ、一杯でごちそう気分になれるので洗い物も少なく済むということもありますよね。このカレー風味のお雑煮はトマトの酸味と麺つゆの和風だしで簡単に作ることができます。お蕎麦を入れて力カレー蕎麦風にしても美味しいですよ。
エスニックお雑煮
出典:E・レシピ
細粒チキンスープの素に牛肉をプラスしたすまし汁に、根菜類と生姜と長ネギをプラス。最後にプラスしたごま油がお雑煮の新しい可能性を引き出してくれています。レシピではトックという韓国のお餅を使っていますが、角餅でも丸餅でも代用可能です。すまし汁のお雑煮が少し残ってしまった時にごま油と生姜をプラスして味変しちゃうこともできるアイデア溢れるお雑煮レシピです。
■最後に…梅干しで作る「お雑煮の箸休め」にぴったりのレシピ
すまし汁やお味噌仕立て、そしてぜんざいなど、一杯で満足感が得られるお雑煮の時は、さっぱりテイストで食感も楽しめる副菜があると良いですよね。今回、梅マイスターよりご紹介させていただくレシピは、梅干しを叩いてキュウリと和えた「キュウリの梅みそ和え」です。
キュウリの梅みそ和え
出典:E・レシピ
梅に含まれるクエン酸が、胃腸をさっぱりさせてくれるので、暴飲暴食で少々疲れ気味の胃腸の働きを整えてくれますよ。
おうち時間が増えた今年のお正月は、いつもと違うお雑煮にトライしてみてはいかがでしょう。出身地が違うお友達に、毎年食べているお雑煮がどんなものか聞いてみても楽しいかもしれません。
2020年も残りわずか。今年も一年ありがとうございました!
2021年も皆様がより健康でより美しく、そして毎日笑顔で過ごせますように。
そして日々の暮らしを充実させ、笑顔が絶えない2020年のラストを共に過ごしていきましょう!
(豊島早苗)