年の瀬の風物詩である「第九」、ベートーベン作曲の「交響曲第九番」の屋外演奏会が25日、宇都宮市の中心部で行われました。

演奏会を行ったのは、宇都宮市民を中心に作る宇都宮第九合唱団です。

合唱団では毎年、宇都宮市文化会館で第九の演奏会を開いてきましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で屋内での開催は見送りました。

そこでマスクなどの感染対策を行った上で屋外で演奏し、それをライブ配信することで、観客に楽しんでもらおうと企画しました。

いつもは200人ほどの団員が6月から練習を重ね、その年の集大成として披露しますが、今年は50人限定で一度も全体練習を行わずに本番となりました。

それでも団員たちは、熱のこもった合唱を響かせていました。

全国の人たちにこの演奏会の動画に合わせて歌う様子を撮影してもらい、それをつないで2月に新たな作品として仕上げるということです。