ロッテの澤村拓一 (C) Kyodo News

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◆ いよいよストーブリーグの幕開け

 12月4日、2020年オフシーズンにおけるフリーエージェントの申請期間が終了。今年は97名の有資格選手のうち、7名がFA権の行使を宣言した。

<海外FA>

澤村拓一(ロッテ/投手)

<国内FA>

松永昂大(ロッテ/投手)

増田達至(西武/投手) ※残留を表明

熊代聖人(西武/外野手) ※残留を表明

井納翔一(DeNA/投手)

梶谷隆幸(DeNA/外野手)

小川泰弘(ヤクルト/投手)

◆ 投手が4名、野手は梶谷のみ

 内訳を見ると、国内FAが6名で海外FAはロッテ・澤村拓一のみ。また、国内FA権の行使を宣言した西武の増田達至投手(32)と熊代聖人選手(31)の2名は「FA権を行使したうえでの残留」、いわゆる“宣言残留”であることが明らかとなっており、今オフの移籍はない。

 なかでも注目されるのは、上でも触れたように唯一の海外FA権行使となった澤村。今季はロッテへの電撃トレードが大きな話題となったが、その移籍をキッカケに見事復活。かねてからの夢だったメジャーリーグ挑戦へ、今まさにそのスタートラインに立とうとしている。

 また、国内FA組の方も、先発としての実績が豊富な小川と井納に加え、どのチームも欲しい戦力であろう左のリリーフ・松永という3名の投手に、今季セ・リーグ2位の打率.323をマークするなど、復調ぶりをアピールした攻撃型リードオフマン・梶谷の名前も。すでに獲得に意欲を示す球団の名前も報道であがっており、こちらも目が離せない。

 上記の選手たちは5日に改めて公示され、6日からは所属球団を含めたすべての球団と交渉が可能になる。果たして、あっと驚く移籍はあるのか。彼らの動向に注目だ。