映画『モービウス』より
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 スパイダーマンの宿敵を描くマーベル映画『モービウス』(2021年公開)のパネルイベントが4日、オンラインで開催中の「東京コミコン2020」で行われ、主演のジャレッド・レトーが日本のファンに向けてビデオメッセージを寄せた。あわせて、日本版予告編も公開された。

 本作で描かれるのは、コミックス「ジ・アメイジング・スパイダーマン」第101号で初登場したヴィラン、モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア。特殊な血液の病を患った科学者マイケル・モービウスが、吸血コウモリを用いた人体実験を行ったことで誕生したキャラクターで、映画ではジャレッドが主人公モービウスを演じる。

 ジャレッドは、キャラクターについて「血液の難病を患っている。常識外の治療を試すがその過程で身体に異変が起こるんだ」と説明。『モービウス』はトム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズとのリンクも噂されており、ジャレッドも「ここからつながっていくユニバースでモービウスの存在は特別なんだ」と本作の重要性を語っている。

 イベントには、バーチャルYouTuberのキズナアイも登場。ジャレッドは「東京コミコン、キズナアイちゃん、そしてマーベルファンの皆さん、実際に会いに行けなくて残念だよ。世界中で一番好きな国だからね、日本は。愛してるよ」と日本のファンやキズナに向けて熱いメッセージを送った。

 予告編には、おぞましい姿へと変貌したモービウスや、『スパイダーマン:ホームカミング』で悪役バルチャーを演じたマイケル・キートンの姿も。本作は当初、今年7月31日に全米公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で2021年3月19日へと延期に。日本でも2021年公開予定となっている。(編集部・倉本拓弥)