Twitter、「嫌い」ボタンや反対投票システムの追加を模索中
DKart via Getty Images

Twitterは投稿後24時間でツイートが消える「フリート」など新機能を次々と導入していますが、もっか「嫌い(dislike)」ボタンや反対投票(downvote)システムの追加を「模索」していることを明らかにしました。

Twitterのプロダクトリード(製品責任者)であるケイヴォン・ベイポー氏は、サイバーセキュリティ専門家ジャッキー・シン氏からTwitterの開発優先事項(上記のフリートより先に取り組むべき問題があるだろう的な)についての苦情を受け、「申し合わせた不正行為すべての削除」と「ハラスメントと報告に関するユーザー体験の向上」と「“嫌い”ボタンか反対投票機能の追加」および「ユーザーに害を及ぼす偽情報(の取り締まり)」の4つを提案されました。

これに対してベイポー氏は、1番目と2番目と4番目は何年にもわたり社内での最優先事項だ(かなり成果は出ているがまだやり残しはある)と回答。そして3番目に関しても「我々がまさに模索していることです」とコメントしています。

このうち「嫌い」ボタンについては、かつてFacebookも導入を発表していたものの、サイバーいじめやネット上での人格の否定になるとの反対意見もあり、結局は喜怒哀楽のリアクションボタンに落ち着いた経緯があります。

また反対投票とは、おそらく大手掲示板Redditに実装されている「upvote」「downvote」機能のことでしょう。各ユーザーがトピックやコメントに対して得点を上げたり下げたりできる、日本の匿名掲示板にも似た機能があったと思い当たるものです。

もしもTwitter社内で検討されているとしても、Facebookよりも匿名性が著しいTwitterではネットいじめが激化する可能性も予想されるため、やはりFacebookと同じ展開をなぞって感情表現ボタンが落とし所となるのかもしれません。

Source:Kayvon Beykpour(Twitter)

Via:Mashable