みんなが大好きなご当地料理とは?人気ベスト5と簡単レシピを大公開
みんなが大好きなご当地料理はなに?
みなさんは、ご当地料理はお好きですか?
日本各地には、地元の名産を使ったおいしいご当地料理がたくさんありますよね。
「好きなご当地料理を3つ教えてください」という質問では、50.8%の人がある料理の名前を挙げ、1位となりました。さて、それは何でしょう?
予想はつきましたか? それでは、人気のご当地料理の5位から1位までを見ていきましょう!
人気のご当地料理ベスト5はこれ!
5位:「さつま汁」(鹿児島県)
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鹿児島県を代表する郷土料理「さつま汁」が5位にランクイン!
「さつま汁」とは、鶏肉を使った具だくさんの味噌汁のこと。江戸時代に薩摩藩で武士の士気を高めるために催されていた闘鶏で、負けた鶏を野菜と一緒に煮込んで食べたのが始まりと言われています。
ご両親が鹿児島出身という大学生の@yuri_delistagramさんは、鶏肉の代わりに豚バラ肉を使い、サツマイモ、しいたけ、人参、こんにゃく、大根をたっぷりと。
お味噌は、麦の香ばしさと甘さが特徴の薩摩の麦味噌を使用。こちらのお味噌は、@yuri_delistagramさんのおうちではずっと使っているお気に入りなのだとか。
お肉や野菜の旨味が味噌汁に染みだし、滋味に富んだおいしさ。食べれば元気をもらえること請け合いです。
4位:「いも煮」(山形県)
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第4位は、山形の秋の風物詩「いも煮」。里いも、ねぎ、きのこ、ごぼう、牛肉など山形の旬の具材をふんだんに使った鍋料理です。家族や友人たちと河原で楽しむ「いも煮会」は、県民にとって恒例行事の1つとなっています。
山形以外にも青森を除く東北地方で食べられていて、山形では醤油味、宮城では味噌味など、地域によって味付けや具材は微妙に異なるそう。
ご両親が東北出身という@soushitoraさんにとっても、秋といえば「いも煮」。具材も牛肉、里いも、こんにゃく、しめじ、人参、長ねぎと、主要メンバーが勢ぞろいしています。
おうちで食べても、外で食べてもおいしい「いも煮」。この秋冬はぜひ、お好きな具材と味付けで楽しんでみては。
3位:「ゴーヤチャンプルー」(沖縄県)
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第3位は、夏野菜の王様、ゴーヤを使った沖縄の郷土料理「ゴーヤチャンプルー」。今やその人気は全国区で、夏に欠かせないおかずの1つになりましたよね。
チャンプルーとは沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」という意味。「ゴーヤチャンプルー」は豚肉やゴーヤ、豆腐などのいろいろな食材を炒めた料理になります。
@_my0610さんのある日の朝ごはんは、そんな「ゴーヤチャンプルー」が主役。かわいい器にちょこんとのった色とりどりの副菜も食欲をそそりますね。
ゴーヤの旬は6〜8月にかけてで、それまではしばしのお別れ。今すぐ食べられないと思うと、なんだか夏が待ち遠しくなってきますね。
2位:味噌煮込みおでん(愛知県)
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愛知県の食に欠かせないものといえば、八丁味噌に代表される豆味噌(赤味噌)。濃厚なコクと酸味、独特の渋味が特徴で、この味噌の出汁でじっくり具材を煮込んだ「味噌煮込みおでん」が第2位にランクインしました!
@masako_hottaさんの「味噌煮込みおでん」は、大根などの根菜類やこんにゃくは前日の夜から豆味噌出汁でしっかりと煮込み、食べる直前に動物性の旨味たっぷりのおいしい練り物を加えているそう。
通常、味噌は煮立てると味が落ちますが、豆味噌は煮込めば煮込むほどおいしくなるという特長が。体もポカポカと温まるので、寒い日にぴったりです。
1位:きりたんぽ・だまこ料理(秋田県)
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栄えある第1位に選ばれたのは、お米を使った秋田の「きりたんぽ・だまこ料理」でした!
きりたんぽとは、うるち米をつき潰し、木の棒に塗りつけて炭火で焼いたもの。これを切って鍋に入れたものがきりたんぽ鍋です。
一方、だまこもちは、炊きたてのごはんをすり鉢に入れ、すりこぎで程よく潰して手のひらで丸めたもの。いわば、ごはんのお団子で、そのかたちが「だまこ」(秋田では、子供の遊び道具「お手玉」を「だまこ」と言う)に似ていたことから、この名前がついたそう。
だまこもちは、比内地鶏の出汁に醤油や味噌などで味をつけ、地鶏やねぎ、せり、マイタケ、ごぼうと一緒に煮て食べるのが一般的です。
@junsai_jiroさんの「だまこ鍋」は、濃厚で深い旨味のある鴨肉を使って。おいしいスープをたっぷり吸って、モチモチとやわらかくなったたまごもちは絶品ですよ。きりたんぽよりも手軽に作れるので、試してみてはいかがでしょうか。
まだある!人気のご当地料理
第6位以下は、塩漬けにした鮭やニシンなどの魚と人参や大根などの野菜を一緒に煮込んだ「三平汁」(北海道)、アサリを使った漁師飯「深川飯」(東京)、温かいごはんに焼き味噌ベースの冷やした汁をかけて食べる「冷や汁」(宮崎)と続きます。
ランキング外では、「チキン南蛮」(宮崎)、「ほうとう」(山梨)、「ちゃんぽん」(長崎)なども人気でした。
あなたが好きなご当地料理は入っていましたか? 気になるご当地料理が見つかったという方は、ぜひ実際に味わってみては。
作り置きに便利!料理家・渥美まゆ美さんおすすめのご当地料理レシピ
料理家・渥美まゆ美さんに、おうちで手軽に作れるご当地料理を2品教えていただきました。
どちらも作り終わった後に冷蔵庫で寝かせてから食べると、味がよくしみ込んで美味。また、冷凍保存しておけば、いつでも好きな時に楽しめます。
今回のレシピでは、スクリュー式のフタで密閉性が高い「ジップロック®スクリューロック®」を使用。冷凍保存やフタごとレンジ加熱もできるので、作り置きの保存容器としておすすめですよ。
秋田名物!糀美人のだまこみそ汁
秋田の郷土料理「だまこ鍋」を手軽にアレンジした「だまこ味噌汁」。
だまこもちは1個分の温かいごはんをラップで包み、潰しながら丸めて作ってもOKです。残った冷やごはんでもおいしく作れますが、その場合は電子レンジでほどよく温めてから使ってくださいね。
鶏肉と野菜の旨味たっぷりの味噌汁と、もちもちのだまこが相性抜群。せりの代わりに三つ葉を使っても良く合いますし、お好みの具材を入れてアレンジしても!
・鶏もも肉……1/2枚
・ごぼう……1/3本
・せり……1/2束
・ご飯……200g
・プラス糀 無添加 糀美人……大さじ3
・だし汁……500cc
・ジップロック®スクリューロック®(473ml)
1. だまこもちを作る。手で触れる程の温度のご飯をボウルに入れ、すりこぎなどで米の粒を半分程潰す。水をつけた手で3cm程の団子状にきつく握って丸める。
2. 鶏もも肉は小さめの一口大に、ごぼうはささがきに、せりは長さ3cmに切る。
3. 鍋にだし汁を熱し、鶏もも肉とごぼうを加えて煮込む。火が通ったらだまこもちとせりを加えて「プラス糀 無添加 糀美人」を溶き、ひと煮立ちさせる。
4. 粗熱がとれたら「ジップロック®スクリューロック®(473ml)」に入れて冷蔵室で保存する。
愛知県を食べる!豆みその煮込みおでん
名古屋の名物・豆味噌を使った「煮込みおでん」。こんにゃくや肉などを串に刺し、こってりとした甘辛の汁で煮込みます。
火が強すぎると具材が煮崩れやすくなるので、ゆっくりとコトコト煮込める程度の火加減が良さそうです。
具材は、里芋や卵、牛すじなどもおすすめ。串に刺さっていると食べやすくて、ワイワイと大人数で食べるのにもぴったりです!
・大根……7cm程度(180g)
・厚揚げ……60g
・こんにゃく……80g
・豚バラスライス肉……80g
・しょうが……1/2片
【A】
・液みそ 赤だし……大さじ2と1/2
・和風だし……300cc
・砂糖……60g
・ジップロック®スクリューロック®(473ml)
1. 下ごしらえ、しょうがは繊維に沿って千切りし、水にさらしてから水気を切っておく 。
2. 大根は 2.5cmの輪切りにした後、半月切りにして、かぶるくらいの米のとぎ汁に入れる。沸騰したら火を弱めて20分程度やわらかくなるまで下ゆでしておく 。
3. 厚揚げは2等分に切り、湯通ししておく。 こんにゃくも湯通しし、三角に切って竹串に刺す。豚バラスライスは串にひだを作りながら縫うように等分に刺し、表面の色が変わって脂が適度に抜ける程度にさっと湯通しする。
4. 土鍋(厚手の鍋)にAを入れ、溶かしながら加熱する。
5. 下ごしらえした具材を入れて10〜15分程弱火で煮る。しょうがを添える 。
6. 粗熱がとれたらジップロック®スクリューロック®(473ml)に入れて保存。
※電子レンジで温める際は、加熱し過ぎに注意し、様子を見ながら行なってください。
【ちょっと豆知識】渥美まゆ美さんのおすすめ保存術
食材によって、すぐに調理してしまうものと冷凍保存するもので分けているという渥美さん。
秋の味覚、キノコは「軸を切ってバラして広げてジップロック®の保存袋に入れて冷凍すれば、味噌汁や炒め物などに使えて便利です」とのこと。しかも、冷凍した方が旨味もアップするので、これはやらなきゃ損かも!
ほうれん草も冷凍保存がおすすめで、「ほうれん草などのビタミンCは冷蔵庫で置いておくだけで減っていくので、買ったその日に茹でて保存するようにしています」と教えてくれました。
また、冷凍保存することによって調理しやすくなることも。「炒める時間を短縮させたい玉ねぎなどは、スライスして冷凍しておけば火が入りやすく時短になります。煮物は翌日の方が味が染みておいしいので、煮物の煮る時間を減らしてスクリューロック®で1日、味をしみ込ませています」と、調理の時短にもなる上、さらにおいしくなっていいこと尽くし!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ご当地料理を気軽に楽しもう!
惜しくもランキングには入らなかったけど、おいしいご当地料理はまだまだたくさんあります。
実際に現地に食べに行くほか、各地のご当地料理をおうちで再現して、旅気分を味わってみるのもいいですね。
それぞれの地方の魅力がギュッと詰まったご当地料理を気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
渥美まゆ美さん プロフィール
出典:https://www.instagram.com
株式会社Smile meal 代表取締役 管理栄養士。
現在は出版、メディア出演、レシピ開発、レストランやコンビニのメニュー開発等をすると共に、企業向け健康セミナーの講師や企業の健康経営サポートサービス、料理教室、高齢者向け介護予防教室など健康サポート事業など多方面で活躍。
よく作るご当地料理は、山形の「いも煮」や山梨の「ほうとう」。地元・千葉はいわし料理が多く、いわしのなめろうやさんが焼き、つみれ汁も定番メニューなのだとか。今後作ってみたいご当地料理は、大豆をつぶして作る福井の「打ち豆汁」。
料理を作る際に意識しているポイントは「彩り」。皿数が多くなくても、色が何色か入ることによって栄養バランスが良くなるので、肉や魚などのたんぱく質+彩野菜といった組み合わせを意識しているという。