アラフェス驚きの苦情対策 ファン集結防ぐため消音状態で歌唱
「ドンドンって花火の後に、大量の風船が空から。拾ってみると『ARAFES2020』とあったので、嵐のライブだとわかりました。でも歌声は一切聞こえませんでした」(国立競技場近隣の店のスタッフ)
7年ぶりの開催となる「アラフェス」。もともと5月に開催予定だったが、新型コロナで延期。10月24日に収録したライブ映像が11月3日に配信されることとなった。その舞台裏には“5つの秘話”が隠されていた――。
(1)「アラフェス」無観客開催の“決め手”には、櫻井翔(38)の一言が。
「コロナの影響により、無観客で実施せざるをえない状況が改めてメンバーに伝えられ、中止するか否か問われました。しばらく沈黙が続きましたが、その沈黙を破ったのが、櫻井さん。『やりたいなぁ。やりたい』と。その言葉でメンバーは団結し、開催を決意しました」(音楽関係者)
(2)「アラフェス」開催にあたり、演出や構成を担当した松本潤(37)は全精力を注いだ。
「松本さんは何度も会場に足を運び、スタンドからの見え方など細かいところまで自分の目で確認。無観客の客席を『効果的に使うには……』と最後まで悩んでいたそうです」(前出・音楽関係者)
(3)映像で見ても迫力ある“絵”を最大限追い求める。
「花火や風船は『アラフェス』定番の演出ですが、今回は消防法に則ったうえで、国立競技場でできる史上最大数の風船や花火を用意していました」(前出・音楽関係者)
(4)球団に送ったサイン色紙の真相。
大規模な風船&花火の演出に、隣接する球場ではプロ野球の試合が一時中断する事態に。所属事務所は謝罪し、球団には大量のバームクーヘンとおわびのサイン色紙を送ったという嵐。
そのときに「なぜプロ野球球団へサイン?」との声もネット上であがったが……。
「メンバーが直接謝罪に行くことができず、少しでも誠意を伝えるためサインを書いたそうです」(前出・音楽関係者)
(5)外で「歌声が聞こえなかった」理由。
「今回は日程が非公開。SNSの普及もあり、場外に音漏れしていると多くのファンが会場付近に集まりトラブルにつながりかねません。無観客なので、音を流す必要がなくイヤホンのような仕組みのイヤーモニターを駆使しました。
メンバーは“消音”状態で歌ったため、音漏れはせず、懸念される苦情を封印することに成功しました」(前出・音楽関係者)
さまざまな工夫がなされた「アラフェス」。ファンの喜ぶ顔を嵐もモニター越しに待ち望んでいる。
「女性自身」2020年11月17日号 掲載