iOS版Xboxアプリ更新。iPhoneやiPadでリモートプレイ、Series X|Sセットアップも対応
次世代ゲーム機Xbox Series X|Sの発売を前に、マイクロソフトがiOS版のXboxアプリをアップデートしました。
Xbox本体インターフェースやPCと統一したすっきりしたレイアウトになったほか、ついにiPhoneやiPadでもXbox本体のゲームをリモートプレイ(リモート再生)で遊べるようになりました。
新しく買ってきた Xbox 本体のセットアップも、アプリを併用するとコントローラで文字入力やログインの手間がなく楽に完了できるようになります。
Android / iOS版の Xbox アプリは、ゲームのブラウズやソーシャル機能がどこでも使えるモバイルアプリ。
手持ちの Xbox とリンクすることで以下のような機能が使えます。
・自分の所有するゲームの一覧・管理(アンインストール、本体を選んでインストール)
・ストアや遊び放題サービス Xbox Game Passのゲームをブラウズ、購入やインストール
・フレンドリストの確認、テキストメッセージのやりとり、複数人でパーティー開始と音声チャット
・Xboxでキャプチャした画像や動画の一覧・共有・ダウンロード
・実績の確認・比較
・ゲーム機本体やXboxアカウントの通知の確認
要は実際にゲーム機の前に座って遊ぶ以外、ゲームを物色したりゲーム仲間とやりとりも含む広義のゲーム生活をスマホでできるようにするアプリです。
今回、iOS版でも「リモート再生」が使えるようになったことで、自分の Xbox 本体で動かしたゲームを iPhone や iPad の画面にストリーミングして、ゲームで遊ぶ部分までできるようになりました。
操作は Xbox コントローラや汎用のゲームコントローラをスマホに Bluetooth 接続することもできますが、コントローラは Xbox 本体につなげて操作して、スマホやタブレットは単なるリモート画面にすることも可能です。
日本語の名称では「リモート再生」となっているため、なんとなく動画やメディアの再生に使う機能のように見えますが、Remote Play なのでゲーム自体がスマホの画面で遊べます。
同一のローカルWiFiネットワーク限定ではなく、スマホ側はモバイルデータ通信でも接続可能。ただし自宅からインターネットに出てスマホまでの経路が最適とは限らず遅延の問題もあるため、距離や通信環境に応じてどこまで遊べるかは変わってきます。
PS3のころからリモートプレイに対応していたプレイステーションも、2019年に iOS版 PS4 Remote Playアプリでリモートプレイに対応済み。遅れた Xbox も Androidでは今年1月から、Windows 10ではさらに以前から対応しています。
いまのところ、あくまで自分のXboxに接続して遊ぶ仕組みですが、日本国内でも2021年にはXbox Game Pass Ultimate加入者向けにクラウドゲーム機能が解禁予定。
Xbox Game Passのライブラリにあるゲームなら、Xbox本体にインストールしなくても、むしろ本体を持っていなくても、クラウド上のサーバと接続してスマホだけで遊べるようになります。が、同じアプリのなかで遊べるかどうかは、App Storeの規約絡みもあり微妙なところです。
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