どんなお部屋でも大画面がかなうって本当？「ポップイン アラジン」を本音でレビュー
照明器具、スピーカー、プロジェクターの3in1で場所を取らずに壁をスクリーン化。一見ふつうのシーリングライトのような見た目なので、違和感なくお部屋をアップデートできるそう。
まるで夢のようなアイテムですが…本当に簡単に設置できるの？ 気になる使い勝手をライブドアニュース編集部が検証しました。
●動画で使い方をチェック
●開発者の程涛さんにインタビュー
――写真では大きく見えて、重いのかなと想像していたんですが、実際に持ってみるとすごく軽くて設置しやすく、驚きました。
程：シーリングライトとしての安全規格に準拠するため、5kg以下に収まるよう工夫しました。プロジェクターとしての品質や強度は保ったまま軽くするため、外側の材質はもちろん、ネジ1本まで計算してこだわっています。
テレビは使っていない時ただの黒い板ですけど、ポップイン・アラジンはつけていない時の美しさも大切にしたいので。
――popIn Aladdinの公式動画などではお子さんがいる家庭向けの印象ですが、実際に使われているのはどんな方ですか？
程：20代〜40代まで幅広く購入されています。お子さんがいらっしゃる家庭は全体の1／4ほどではないでしょうか。どんな部屋にも合うよう日本の住宅事情を考え抜いているので、シングルや子どものいないカップルにも人気が広まってきています。
――すごく失礼な話をすると、プロジェクターの値段が下がってきている時代に10万円の機材って、正直、最初は少しお高く感じてしまったんですが…。
程：突っ込んだ質問ですね（笑）。プロジェクターの価格は確かにピンキリで、1万円程度から買えるものもあります。ただ、「popIn Aladdin」のレンズは独自に開発した高性能なもの。数十万円するモデルに搭載されているものと同等なんです。
我々は電機メーカーではないので、マージンや利益率を抑えてこの価格を実現できているのですが、もし一般のメーカーから販売されたら10万円では到底おさまらないと思います。シーリングライトにも、スピーカーにもなるのではっきり言ってお買い得ですよ（笑）。
――はい。狭い部屋でもくっきり見えて、角度や画面サイズの補正もできたので、実際に使ってみると品質の高さ、コスパの良さを感じました。今は高いと思ったことを反省しています…！
今後はどのように進化していく予定ですか？
程：連携アプリなどコンテンツ面でのアップデートと、音声認識の操作向上の両方を予定しています。
――見られる配信サービスが増えるのも、操作が簡単になるのも両方嬉しいですね！
程：「すべての家に大画面を」というのがコンセプトなので「これが完成形です」というのではなく、どんどん進化する予定です。アプリも、現在付属している時計や絵本だけでない提案をしていきたいですね。
従来のプロジェクターのように単に映像を投影するだけではなく、生活に溶け込んだデバイス、暮らしを豊かに彩るアイテムとして使っていただきたいです。
