AFX通信によると、28日付の中国の金融時報は、社説の中で、中国人民銀行(中央銀行)が27日に指標となる貸出金利を0.27%引き上げ、期間1年物で年5.85%としたことについて、利上げ幅は大きなものではなかったと指摘し、「追加利上げの余地を作ることにつながった」と述べ、さらなる利上げの可能性を示唆した。

  金融時報は、貸出金利の引き上げは、過熱気味の不動産セクターの減速に加え、設備過剰の悪化防止を促すと指摘。同紙は、「貸出金利を引き上げる目的は、経済の微調整の一環として、融資と投資の急速な伸びを抑制するためである」と述べた。

  金融時報は、人民銀行と主要な金融監督当局によって運営されている。【了】