XFN-ASIAによると、米サーバー大手のサン・マイクロシステムズは24日、第3四半期(1−3月)決算を発表した。それによると、売上高は堅調に推移したものの、従業員向けのストックオプション関連費用などのコスト増で、最終損益は前年同期の2800万ドルの赤字から、2億1700万ドル(1株当たり0.06ドル)の赤字に拡大した。ただ、市場予想とは一致した。

  同社によると、ストックオプション費用などを除いた実質ベースの最終損益は1株当たり0.01ドルの赤字だったとしている。

  一方、売上高は、昨年買収した外部記憶装置(ストレージ)メーカーのストレージ・テクノロジーとビジネス・インテグレーション用ソフト開発会社のシービヨンドの買収効果で、前年同期比21%増の31億8000万ドルに達したものの、市場予想の32億1000万ドルには届かなかった。サンによると、法人向けのハードウエア需要が改善した。

  同社は、第4四半期(4−6月)の業績見通しを明らかにしなかった。24日のナスダック市場で、サン・マイクロシステムズの株価は、前週末比0.05ドル(1.01%)高の4.98ドルに上伸。決算発表後の時間外取引でも、午後6時29分時点で、同日終値比0.44ドル(8.84%)高の5.42ドルに一段高で推移した。【了】