「TENET」クリストファー・ノーラン監督についたウソ

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ジョン・デヴィッド・ワシントン(36歳)は、高所恐怖症であることを隠して「TENET テネット」の高所シーンに挑んだそうだ。

9月日本公開の同大作の1シーンをインド・ムンバイで撮影する際、監督のクリストファー・ノーランに嘘をついたとジョンは認めている。

記者会見の中でジョンはこう振り返っている。

「ムンバイで撮影していた時、バルコニーを飛び越えるシーンがあった。でも僕は高いところは苦手なんだ」
「だから勇気を振り絞り、芸術のためジャンプした。それ以外のテイクは楽しんでやることが出来たけどね」

俳優たちは、恐怖に関しては嘘をつくことが多いと考えているそうで「ほとんどの俳優は、そんな経験があるだろうね。『馬に乗れるか』って聞かれれば、『もちろん、馬に乗れる』って答える。そして後でどうにかするんだ」「クリストファーは、あの夜僕に対してとても忍耐強かったよ。だから、ノーランさん、あなたにとても感謝している。普段僕は指示に従うのが得意なんだけど、あの夜、あのシーンだけは難しいものだった。でも僕達はやり遂げた」と続ける。

ジョンのほかにもロバート・パティンソン、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーと豪華キャストが名を連ねる同新作には、格闘シーンが多くあったため、厳しいリハーサルが必要とされたという。

セントルイス・ラムズに所属しアメフト選手として活躍した過去を持つジョンは、自身のスポーツ経験が役立ったとして「アメフト選手だったから、リハーサル、練習、そして本番っていう流れを体得しているんだ」「アマチュアは上手く出来るまで練習し、プロは失敗しないようになるまで練習するって言うだろ」と話していた。