米通信大手スプリント・ネクステル、系列のユビキテルを買収=1880億円で
XFN-ASIAによると、米通信大手スプリント・ネクステルは20日、同社系列の携帯電話サービスの中堅、ユビキテルを約13億ドル(約1530億円)で買収すると発表した。債務3億ドル(約350億円)も承継する。買収は第2四半期に完了する予定。
ユビキテルは米カリフォルニア州やケンタッキー州など南西部を中心に、「スプリント」ブランドの携帯電話サービスを提供している中堅企業で、約45万人の加入者と15万1000件の法人契約者(CATVやインターネット接続業者など)を持ち、2005年通期の売上高は4億2270万ドル(約500億円)。
ユビキテルなどの系列各社は昨年夏、スプリントがネクステルを買収したことで、排他的契約が損なわれたとして、同社を訴えていた。その交渉の過程で、ほとんどの系列会社の買収が決まり、スプリントは昨年8月以降、系列の携帯電話サービス会社10社のうち、これまで6社を直接、傘下に収めている。スプリントはここまで、系列会社の買収に約142億ドル(約1兆6700億円)を投じている。 【了】
ユビキテルは米カリフォルニア州やケンタッキー州など南西部を中心に、「スプリント」ブランドの携帯電話サービスを提供している中堅企業で、約45万人の加入者と15万1000件の法人契約者(CATVやインターネット接続業者など)を持ち、2005年通期の売上高は4億2270万ドル(約500億円)。