XFN-ASIAによると、中国の大手航空会社である中国国際航空は同日、2005年度通期決算を発表した。それによると、ジェット燃料の価格高騰により、運営コストが前年比19%増の346億2000万元(約5050億円)に増加した影響で、営業利益は同18.1%減の36億7000万元(約535億円)、最終利益は同2000万元増の24億1000万元(約350億円)にとどまった。

  また、売上高は同47億7000万元増の382億9000万元(約5580億円)だった。1株当たり利益は、2004年後半のIPO(株式新規公開)による株式数の増加で、前年の0.36元から0.255元に低下した。

  同航空の李家祥総裁(会長)は今後の展望として、石油価格の上昇と、中国航空市場の規制緩和による民営航空会社との競争激化が大きな重圧となるとしたうえで、2008年の北京五輪関連の需要を取り込みたいとした。また、他の航空会社との戦略的提携や共同運航にも取り組んで行くとした。 【了】