マジョルカに期限付き移籍中のMF久保建英

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 レアル・マドリーからマジョルカに期限付き移籍しているMF久保建英の去就について、韓国『MKスポーツ』が見解を示している。

 マジョルカは16日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第37節でグラナダをホームに迎え、1-2で敗れた。この結果、残り1試合で残留圏内17位との勝ち点差が4のままとなり、1年での2部降格が決定。チームの残留争いが終戦となった今、改めて久保の来季の去就に注目が集まっている。

 19歳MFは今季ここまでリーグ戦34試合に出場し、4ゴール5アシストを記録。マジョルカが下位に低迷する中、攻撃で好パフォーマンスを見せ、リーガ1部の舞台でも通用することを示してきた。「彼はシーズン中に実力を認められたものの、まだレアル・マドリーに復帰するという難問が残っている」。久保の現状を指摘した同メディアだが、所属元への復帰に関しては「(来季に)リーガ王者レアル・マドリーに復帰するシナリオはない」と言及している。

 来季のレアル復帰をめぐっては、これまでも外国人枠の問題などから否定的な見方が多かった。同メディアは「レアル・マドリーも2020-21シーズンに再び彼をレンタル移籍させる方針だ。最有力はマジョルカで、成長するのに最も理想的な環境だと判断されていた。しかし、マジョルカが1部残留を果たした場合に限ってのことだ」と記し、「久保はマジョルカの降格によって、新しいチームを探す必要がある。ミラン(イタリア)、パリSG(フランス)、セルティック(スコットランド)などが関心を示したが、久保はスペインでの生活に満足している」と伝えている。

 続けて国外メディアの報道を基に、レンタル先の有力候補としてベティスやソシエダの名前を挙げ、争奪戦でリードしているとみられるソシエダについて「欧州カップ戦への出場権を獲得するかどうかによって、久保の獲得レースに参戦するか決める見通しだ」とレポート。ソシエダはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)への道こそ断たれたが、最終節を前にUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位につけている。