光州市内の駐車場に設けられたドライブスルー型専用診療所で雨の中、検体を採取する医療関係者=6日、光州(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国における新型コロナウイルス感染症による死亡者は60代以上が大多数を占めることが分かった。

 中央防疫対策本部は6日、この日午前0時現在の新型コロナウイルス感染症による死者は284人になったと発表した。このうち60代以上の割合は93.0%に達する

 年代別では80代以上が140人(49.3%)で約半数を占めた。70代は83人(29.2%)、60代は41人(14.4%)だった。 

 全体の致死率は2.16%で、年齢層が上がるほど上昇する。50代以下の致死率は1%未満だが、60代は2.38%で平均を上回った。70代は9.45%、80代は24.69%となった。

 死者のうち基礎疾患(持病)を持っていた人は278人で97.9%を占めた。心筋梗塞や心不全、脳卒中、高血圧など循環器系の疾患が216人(76.1%、重複含む)で最も多かった。糖尿病など内分泌系や代謝系の疾患があった人が134人(47.2%)、呼吸器系の疾患は63人(22.2%)だった。 

 感染経路別の死者数は施設・病院関連が156人(54.9%)で最も多かった。また68人については感染経路が明らかになっていない。

 死亡した場所は入院先の病室が264人(93.0%)で最も多く、救命救急センターが17人(6.0%)、自宅が3人(1.1%)だった。 

 一方、現在の新型コロナ感染症による重症患者は11人、重篤患者は21人となっている。