マジョルカMF久保建英の日本における経済効果に注目【写真:Getty Images】

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「日本で最も視聴率の高い10試合のうち、8試合がマジョルカ戦だった」

 日本代表MF久保建英は今季マジョルカに期限付き移籍し、リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目でリーグ戦24試合3ゴールを記録している。

 スペインメディアは「リーガで久保効果」と見出しを打ち、日本で最も視聴されたリーガの試合の大半がマジョルカ戦だったことに注目している。

 2019年夏にレアル・マドリードと契約した久保は、開幕直後にマジョルカへレンタル。序盤戦はベンチスタートが主体ながら、徐々に持ち味を発揮して計3ゴールを記録している。調子が上向いてきたタイミングで、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断となってしまったが、その存在はスペインでも関心を集めている。

 そんななか、スペイン紙「スポルト」は「リーガで久保効果」と見出しを打ち、「日本で最も視聴率の高い10試合のうち、8試合がマジョルカ戦だった」と取り上げた。

 記事では、リーガのアジア担当ディレクターを務めるイバン・コディーナ氏が提供しているデータを紹介。「久保効果は真実で、日本で最も視聴された試合がマジョルカ対ビジャレアル。マドリードダービーやクラシコさえも凌駕している」と伝えている。

 また、「レアルは久保とのサインにより多大な恩恵を受けている。公式ツイッターでは37万6000人もの新規登録を獲得した」と説明。「日本は長年にわたりバルセロナの戦略的市場だったが、久保が去ったことで多大な損害を被った」と“明暗”を指摘していた。

 世界的にも期待が寄せられる久保だが、日本における経済効果はやはり絶大だったようだ。(Football ZONE web編集部)