移籍で関わってくると噂のマジョルカMF久保建英(左)とPSGのFWムバッペ【写真:Getty Images】

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ムバッペ獲得を狙うレアルに対し、PSGが後釜として久保を要求する可能性も!?

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、シーズン終了後にレンタル期間が満了するため、その去就が注目されている。

 フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得に関心を示していると報じられていたが、レアル・マドリード行きが取り沙汰されるフランス代表FWキリアン・ムバッペの移籍に含まれる可能性があるという。レアル専門メディア「Defensa Central」が報じた。

「クボとムバッペ、2021年のドラマの主役に」

 このように見出しを打った記事では、PSGがムバッペ放出に際して久保を“交換条件”に挙げる可能性があると見立てている。

「パリでは、マドリードに対し日本人選手の獲得に2000〜2500万(約23億5000万円〜29億4000万円)ユーロの提示をするよう計画が立てられている。これはパルク・デ・プランスでの現在、そして将来へ向けた偉大な投資だとの認識がある。当然ながらマドリードも現状で選手の退団を計画していないが、デフェンサ・セントラルが知り得たところでは、2021年にフランスのクラブが、クボが条件に入ればムバッペの交渉をするとした場合、状況は変わってくるかもしれない」

 今季公式戦37試合33ゴールを挙げている21歳のムバッペは、レアルにとってポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)の後継者として、今後10年にわたりマドリードの攻撃陣を引っ張る存在として期待されている。新型コロナウイルスの影響で、来年獲得するのが難しい状況と言われている一方で、PSGと契約延長していない現状もあり、ムバッペの言動が大きなカギを握る。

「フランス人ストライカーは、現在もレアルのプランの中にいる。2021年でPSGとの契約が切れることから、補強に向けた障害がなくなる。現行契約が残り1年となっているとはいえ、パリでは交渉は厳しく簡単なものは何もないであろうことは分かっている。そこでクボがオペレーションに入ってくる可能性がある。これまでにフランスチームは数カ月前にタケ・クボについての問い合わせをしたが、選手サイドから断られた。しかし、ムバッペがサンティアゴ・ベルナベウへ移ることになれば、状況は大きく変わることもあり得る」

 記事によれば、久保が「パリでの新たなプロジェクトのリーダー」となり、念願のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を託される存在になるかもしれないという。レアルでのプレー希望を公言している久保だが、ポジション争いも熾烈なだけに、条件によってはフランス行きも視野に入ってくるのかもしれない。(Football ZONE web編集部)