ガッキーがまぶしい映画5本 団服姿は反則級の可愛さ!
本日(19日)より、2006年に社会現象を巻き起こした主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」がTBS系で再放送される“ガッキー”こと新垣結衣。興行収入39億円の大ヒットを記録した主演映画『恋空』(2007)をはじめ、数々の映画で魅了してきたガッキーのキュートさが際立つ5本を紹介します(数字は日本映画製作者連盟調べ)。
「応援」という超ポジティブテーマでガッキーが主演という強力な1本が、2008年公開の『フレフレ少女』。キーワードは「変身」。野球部のエースに接近したいという不純な動機から廃部寸前の応援団に入団した女子高生・桃子(新垣)が団長となり、甲子園出場を目指す野球部の力になるべく奮闘する。長いポニーテール&団服をまとったガッキーの応援パフォーマンスの凛々しさといったら! 眼鏡をかけた内気女子からの変身ぶりがすがすがしく、団服を羽織る男前な姿などを捉えた劇中写真がふんだんにちりばめられたエンドクレジットも必見。応援団のメンバーは永山絢斗、染谷将太、柄本時生ら。
そしてガッキーの初主演映画と言えば、2007年公開の『恋するマドリ』。監督は『勝手にふるえてろ』の大九明子で、松田龍平、菊地凛子と共演。「偶然」をキーワードに、美大生ユイ(新垣)、研究者のタカシ(松田)、建築士アツコ(菊地)の奇妙な三角関係が展開する。ガッキーが演じるのは、好きな人に振り向いてもらえずコンプレックスを抱えて悶々とする等身大の女の子で、エンディングテーマも担当した。なお、2018年に放送されたドラマ「獣になれない私たち」でも松田、菊地と共演。この作品でも松田と菊地が元恋人同士という設定だたっため、見比べるとデジャヴのような面白さも。
『恋するマドリ』が公開された2007年には、『ワルボロ』『恋空』も公開。『恋空』は、美嘉のケータイ小説が原作。同級生のヒロ(三浦春馬)と恋に落ちた平凡な女子高生・美嘉の妊娠、暴行事件、流産など波乱の青春を描いたラブストーリーで、ガッキーが試練に耐え続けるピュアなヒロインを体当たりで演じた。一方、ゲッツ板谷の半自伝的小説に基づく『ワルボロ』では松田翔太演じる不良中学生・コーちゃんが憧れる学園のマドンナに。「中途半端な人間が大嫌い」とコーちゃんを揺さぶる重要なキャラクターで、ストイックながらある秘密を持つ優等生。要所要所に顔を見せ、凛とした輝きを放っていた。
28.3億円のヒットを記録した『ハナミズキ』は、一青窈の同名曲をモチーフに、海外で働くことを夢見る紗枝(新垣)と漁師の家に生まれた康平(生田斗真)の10年の軌跡を追うラブストーリー。紗枝の行く先は北海道、東京、ニューヨーク、カナダと多岐にわたり、違う道を歩みながら強く惹かれ合う2人の恋が現実的に描かれた。随所に挿入されたハナミズキを見上げるガッキーの横顔が美しく、北海道での素朴な冬着、ニューヨークでのキャリアウーマン的パンツスタイルなどシチュエーション別のファッションも眼福。北海道弁&英語も披露している。はがゆいほどすれ違いを繰り返すため、時々の再会シーンが強烈に残る。(編集部・石井百合子)