テレビ会議を主宰した兪明希氏(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長(次官級)は1日、シンガポール、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの貿易相らとテレビ会議を行い、商品やサービスの流れ、企業関係者などの必要不可欠な移動を円滑にするための行動計画に関する共同閣僚宣言文を採択した。新型コロナウイルス感染拡大防止の努力を損なわない範囲でビジネス客の移動を認めるため協力する。

 

 共同閣僚宣言文には▼グローバル供給網(サプライチェーン)の流れの保障▼必要不可欠な移動の円滑化▼貿易・投資に及ぼす否定的影響の最小化――などのための具体的な行動計画が盛り込まれた。

 兪氏は共同閣僚宣言文について、「新型コロナという緊急事態でも、国家間の経済活動が維持されるよう商品・サービス・人の欠かせない流れが途切れてはいけないと共に声をあげたのは、自由貿易が脅かされている現在の通商環境において非常に意味あること」と評価した。

 5カ国は閣僚宣言文への参加国を増やし、合意内容を多国間レベルに拡大するために意思疎通と協力を続けることを確認した。