「玄関先の睡蓮鉢、何者かによく水を捨てられている」

2020年3月11日、ツイッターユーザーのゆれる(@tukue003)さんは、過去のそんな体験をツイートした。

Jタウンネット編集部がゆれるさんに詳しい話を聞いたところ、この事件があったのは5年ほど前のこと。1か月ほどの間に、睡蓮鉢の水が3回くらい捨てられていたそうだ。

スイレンは、苗を水の中に沈めて育てる植物。水が足りないと花が付かなくなる原因になる。その水をひと月のうちに何度も捨てるというのは、結構悪質なイタズラのように感じられる。


睡蓮鉢(画像はイメージです)

「どういう種類の嫌がらせやねん」

そう思ったゆれるさんは、犯人を突き止めるべく家の中から睡蓮鉢の見張りを開始。そしてある日ついに犯行を目撃したのだが......。

犯人判明も「優しい世界だ...」

現れたのは3人の小1男子。鉢に雨水が溜まってしまっていると思った彼らが、親切心から水を捨ててくれていたのだ。

ゆれるさんが家から出て話しかけると、3人は「びっくりしたミーアキャットたちみたい」な様子だったそう。

ゆれるさんは、当時をこう振り返る。

「嫌がらせか、犬猫のしわざかと思ってました。
子供たちがしていることだとは思わなかったので、驚きましたが、悪意なく楽しくやっていることだとわかり微笑ましかったです。
ただ、水は捨てないで欲しかったので、なるべく優しく声をかけたのですが、急に家から出てきて声をかけた私に男の子たちは驚いてしまったようで、何度かうなずいたあと逃げてしまい、驚かせて悪かったなぁと思いました」

水浸しになってしまうなんで、草がかわいそうだ...と思ったのだろうか。なんとも優しく、かわいらしい男の子たちだ。

ゆれるさんのこのエピソードには、こんな反応が寄せられている。

「優しい世界だ...」
「雨水が溜まると蚊が発生することを学校で習ったのかな」
「きっと睡蓮を水浸しから助けてあげようとしたんだろうなぁ...」

ツイートは13日夜現在、2万9000件以上のいいねを集めており、多くの人をほっこりさせているようだ。