錦織が北米マスターズに出場できない可能性があると海外メディアが報道

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3月6日〜7日に行われる予定の「デビスカップ」予選ラウンド、日本対エクアドルの代表メンバーに選出された錦織圭(日本/日清食品)。だが、3月12日開幕の「ATP1000 インディアンウェルズ」、3月25日開幕の「ATP1000 マイアミ」に出場できない可能性があると、ウェブメディア Essentially Sportsが報じている。

それは新型コロナウイルスの影響のためだ。同メディアは「日本のファンにとっていくつか悪いニュースがある。アメリカは日本と韓国からの入国禁止を検討している。それは日本と韓国の選手がアメリカで行われる予定の二つのATP1000大会に出場できない可能性があることを意味する」と報じている。


また、2月29日にはアメリカでも新型コロナウイルスによる死者が初めて確認された。中国で予定されていた大会が相次いで中止となったが、中国以外でもすでに一部で中止措置が取られるなど、テニス界が受ける影響は大きくなっている。現時点では日本からアメリカへの入国禁止措置は取られていないが、今後状況次第では変更になる可能性がある。


錦織の復帰戦となる可能性がある「デビスカップ」予選ラウンド、日本対エクアドルは兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで開催予定。


こちらも新型コロナウイルス対策のため無観客試合になることがすでに決定している。


錦織は2016年9月のウクライナ戦以来となる代表復帰。そして実際に出場すれば、昨年8月下旬の「全米オープン」以来半年ぶりの試合となり注目を集めている。錦織は昨年の5月頃より右肘を痛め、10月に手術を行ったため、現在ツアーを離脱している。


この試合で日本が勝利を収めれば、11月にスペイン・マドリードで行われる決勝ラウンドへ進出することになる。


テニスデイリー編集部)


※写真は2019年の「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」での錦織圭
(Photo by Jun Sato/WireImage)