国内ドラマとは違い複数シーズンで展開される海外ドラマ。観始めると長い付き合いになることから、本当に面白い作品が知りたい! という方も多いのでは? そこで今回はFilmarks/ドラマで高評価が集まる人気の海外ドラマをセレクトしました。シーズン数がまだ少ない最新作から、シーズン数10超えの名作ドラマまで10本まとめてご紹介します。

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン1』(2016)

1980年代、インディアナ州の小さな町を舞台に、少年たちがその街に潜む秘密を暴いていく。そこでは、少年の失踪事件や超能力を持つ少女の出現など、次々に不思議な出来事が起こっていくのであった……。

ザ・ダファー・ブラザーズが原案、脚本、監督を務めるのSFホラー。Netflixオリジナル作品。現時点でシーズン3まで配信されており、シーズン4の配信も決定している。シーズンを進むごとに深まる謎と明らかになっていく街の秘密に「観たい欲」が止まらない作品。1980年代のポップカルチャー界の巨匠スティーブン・スピルバーグやジョン・ハワード・カーペンター、スティーブン・キングなどへのオマージュも見られる。ミリー・ボビー・ブラウン、ウィノナ・ライダー、デヴィッド・ハーバー、ウィン・ウルフハード出演。

ウォーキング・デッド』(2010)

保安官のリックが目覚めると、世界はゾンビに浸食されていた。世界が終焉へと向かう中で生き残った人々が安住を求めてサバイバルを繰り返す姿を描く。シーズンが進むと共に当初の「vsゾンビ」の構造が多様化していき、目が離せない。

グラフィックノベル・シリーズ『ザ・ウォーキング・デッド』を原作にドラマシリーズ化。アンドリュー・リンカーン、ジョン・バーンサル、サラ・ウェイン・キャリーズ出演。現時点ではシーズン10まで放送されており、シーズン11については製作が決定している。

プリズン・ブレイク』(2005)

マイケルの兄・リンカーンが副大統領の兄弟を殺したとして逮捕され、死刑を言い渡される。無罪を主張する兄を助けるため、マイケルは自身が設計に携わった重警備のフォックスリバー刑務所への収監を希望。綿密な計画を立て、自身の身体に刑務所の設計図を模したタトゥーを刻み、兄弟での脱獄を成功させるため、自身も犯罪者となり兄と同じ刑務所へ入るのだが……。

ウェントワース・ミラー、ドミニク・パーセル、ロバート・ネッパー、ウィリアム・フィクナー、サラ・ウェイン・キャリーズ出演。シーズン1〜4とスペシャルドラマ『ファイナル・ブレイク』で2009年に1度完結した同シリーズだったが、2017年におなじみのキャラクターが再集結しシーズン5を放送したことでも話題となった。

『13 の理由』(2017)

高校生のクレイ・ジェンセンは、自分宛の箱を見つける。そこには、2週間前に自殺したクラスメイト・ハンナのカセットテープが入っていた。彼女が自殺をした13の理由が録音されており、その衝撃の真実が次々に明かされる……。

ジェイ・アッシャーの同名小説を原作にドラマ化。Netflixオリジナル作品で、製作総指揮はセレーナ・ゴメスが担当。ディラン・ミネット、キャサリン・ラングフォード、ケイト・ウォルシュ出演。シーズン3まで配信されており、最終シーズンとなるシーズン4の製作も決定している。それぞれのキャラクターがハンナの死の衝撃に揺れながらも傷を癒し、乗り越えようとする複雑な過程が丁寧に描かれる。

『SUITS/スーツ シーズン1』(2011)

大手法律事務所で働くハーヴィーは、昇格のため、部下を雇うことを余儀なくされる。そんなハーヴィーが採用を決めたのは、記憶力の天才・マイク。マイクは弁護士の資格を持っていないが、経歴を詐称してハーヴィーと働くこととなるのだが……。

ガブリエル・マクト、パトリック・J・アダムス、リック・ホフマン、メーガン・マークル出演。日本でもリメイクされた本作品は、レギュラー出演していたメーガン・マークルがイギリス王室のヘンリー王子と結婚したことでも話題となった。現在はシーズン8まで放送されており、シーズン9をファイナル・シーズンとし製作が打ち切られることが決定している。

『glee/グリー シーズン1』(2009)

マッキンリー高校の教師ウィルは、かつて自分もこの高校の生徒でグリー部に所属していた。ウィルは、すっかり廃れてしまったグリー部の顧問に名乗り出て、部の存続を目指して奮闘する。馬鹿にされるグリー部員たちだったが、歌を歌うことで自分らしさを見つけていく。勇気がもらえる青春ミュージックドラマ。

マシュー・モリソン、リア・ミシェル、コーリー・モンテース、クリス・コルファー出演。サウンドトラックが3作品連続で全米アルバム・チャート1位を記録するなど、全米で社会現象を巻き起こしたヒット作品。シーズン6で完結している。

『ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記』(2011)

7つの王国の争覇を巡る戦いを描いた物語。王国の存亡を懸けて、激しいバトルが繰り広げられる。さまざまな登場人物の視点から多面的に物語が進んでいく。ファンタジー×人間ドラマが壮大なスケールで描かれる。

ジョージ・R・R・マーティンの小説「氷と炎の歌」を原作としたテレビドラマシリーズ。ジョージ・R・R・マーティン自身も脚本に携わっている。登場人物の多い群集劇。ショーン・ビーン、エミリア・クラーク、キット・ハリントン、マーク・アディ出演。現在ファイナル・シーズンであるシーズン8まで放送されている。

『ブレイキング・バッド SEASON 1』(2008)

癌を宣告された平凡な化学教師・ウォルターは、第二子を妊娠中の妻と脳性麻痺を患う息子を養うため、人生最後の賭けに出る。莫大な借金を無くすため、化学の知識を駆使した“超高純度ドラッグ”を精製する。真面目なウォルターが、愛するものを守り抜くために“道を踏み外していく”。

プライムタイム・エミー賞では作品賞(ドラマ部門)に5度ノミネート、主演のブライアン・クランストンはベスト男優賞を4度連続受賞するなど、多くの賞を受賞しているドラマシリーズ。ブライアン・クランストン、アーロン・ポール、アンナ・ガン、ディーン・ノリス出演。ファイナルシーズンである6までが放送されている。

『チェルノブイリ』(2019)

1986年に実際に起きた、チェルノブイリ原子力発電所の事故を舞台とする。事故後のソビエト政府の対応や被害の様子、またそこで戦い続けた人々を描く。

ジャレッド・ハリス、ステラン・スカルスガルド、エミリー・ワトソン出演。全5話のリミテッド(ミニ)シリーズのドラマ。第71回エミー賞にて作品賞を含む10部門を受賞した衝撃作。Filmarksのレビューには「観るべき」、「歴史の記録的役割を担うドラマ」などと視聴を進める声が多く集まっている。

『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』(2019)

思いも寄らない人物との友情、失恋のやり直し、転換期を迎えた結婚生活、デートとは言えないかもしれないデート、型にはまらない形の家族……。現代のニューヨークを舞台に恋や友情による喜びや苦しみをロマンティックに描く。

ニューヨークタイムズの人気コラム「Modern Love」に投稿されたエッセイに基づいて作られた物語。オムニバス形式で進んでいくストーリーで、アン・ハサウェイやアンディ・ガルシアなど豪華キャストが出演。優しいタッチで描かれる本作は、「寝る前に1話」観るのもおすすめ。Amazon Prime Videoで限定配信中。シーズン2の製作が決定している。

【文・くりすちな】

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。

※本記事でのセレクトは、2020年2月28日時点のデータに基づいています。