カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

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3月1日のブルワーズとのオープン戦で実戦初登板が予定されているダルビッシュ

 カブスダルビッシュ有投手は24日(日本時間25日)、実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。約30球を投げ順調に調整を進めている。開幕投手候補に名前も挙がる右腕にトミー・ホトビー投手コーチも「我々が本当に求めていたものだ」と絶賛している。

 ダルビッシュの今シーズン初の実戦登板は29日(同3月1日)に行われるブルワーズとのオープン戦が予定されている。ライブBPでも昨季21発のジェイソン・ヘイワード外野手、昨季38発のカイル・シュワーバー外野手らを相手に投げ込み圧巻の投球を見せている。

 開幕投手にも浮上する右腕を米メディア「ジ・アスレチック」は「2020年のカブスを決める全要素の中で、最大の1つはダルビッシュが健康でいて、昨季後半戦で圧倒的だった時の状態を維持できるかどうか」と注目。ブルワーズとのオープン戦に登板し、その後も問題なくステップを進めば「この日程は3月26日のブルワーズとの開幕戦の登板に合う」と予想した。

 昨季、31先発で6勝8敗、防御率3.98、178回2/3で229奪三振をマーク。特に後半戦は制球力が改善され、81回2/3を投げて7四球、118奪三振を奪う変貌を見せた右腕を「サイ・ヤング賞候補へと変貌を遂げたことを示している」と指摘。

 ダルビッシュを見守るホトビー投手コーチもカブスの環境に慣れ自信を取り戻したように感じているようで「それが我々が本当に求めていたものだよ。フィールド内外で彼には好きなようにしてもらいたい」と、評価していた。(Full-Count編集部)