『ラスト・オブ・モヒカン』が『007』キャリー・フクナガによってHBO Maxでリブート!
1992年にマイケル・マン監督×ダニエル・デイ=ルイス主演で公開された映画『ラスト・オブ・モヒカン』が、ドラマシリーズとしてリブートされることが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。
映画『ラスト・オブ・モヒカン(原題:Last of the Mohicans)』は、1826年に刊行された米作家ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説「モヒカン族の最後」を映像化した作品で、18世紀のアメリカを舞台に、先住民に育てられた白人男性とイギリス人女性の愛を描く物語。
今回製作されるドラマシリーズでは、フレンチ・インディアン戦争時代を舞台に、若いモヒカン人のアンカスとイギリスの大佐の混血娘であるコーラとの間に生まれるロマンスを描くという。
脚本を手掛けるのは、エミー賞受賞者であるキャリー・フクナガ(『 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『TRUE DETECTIVE』シリーズ)とニック・オズボーン(『リメンバー・ミー』)。監督は、ニコール・カッセル(『ウォッチメン』『THE KILLING』)が担当する。3人は、バード・ドロス(『カウンターパート/暗躍する分身』)らとともに製作総指揮も務める。
実は本作のリブート版は、数年前ケーブル局の米FXがTVシリーズ化しようとしていた。その際は、マン監督の同作で脚本を執筆したクリストファー・クロウと、80年代にマン監督が手がけた『マイアミ・バイス』の製作者ケリー・マックルゲイジが脚本を担当するという話だった。
原作「モヒカン族の最後」はマン監督の映画版以外にも、これまで何度も映像化されている。古くは1920年、ウォーレス・ビアリー(『スイングの少女』)主演で原作と同じく『モヒカン族の最後』というタイトルで製作。その後1932年同タイトルでハリー・ケリー(『大草原』)、そして1936年にはランドルフ・スコット(『ライド・ロンサム』)主演で作られた。1920年版は、議会図書館による文化的に重要な作品と見なされており、米国国立フィルム登録局に登録されている。
オリジナル作品の製作に力を入れているHBO Maxは、今年5月に月額15ドル(約1600円)での配信サービスを開始する予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:キャリー・フクナガ、『ラスト・オブ・モヒカン』(c) 1992 Twentieth Century Fox Film Corporation.