『カイジ ファイナルゲーム』場面カット
 - (C) 福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

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 公開中の映画『カイジ ファイナルゲーム』より、藤原竜也と吉田鋼太郎による白熱のシーンを切り取った場面写真が公開された。

 福本伸行のベストセラーコミックを原作にした劇場版シリーズの第3弾。命懸けのゲームから何度もはい上がってきたカイジが、新たなゲームに挑む。メガホンを取ったのは、前2作の監督を務めた佐藤東弥。

 新たに公開されたカットは、9年ぶりにカイジを演じた藤原と、“日本の派遣王”黒崎にふんした吉田が、舞台さながらの臨場感とすさまじい迫力で熱演する姿をとらえたもの。黒崎が周囲に抑えられながらも狂ったようにカイジの首を絞めている衝撃的なシーンの一部だ。

 また、『カイジ』シリーズすべてでメガホンを取った佐藤監督によるリハーサルシーンをおさめたメイキングカットも公開に。藤原は吉田との共演について「鋼太郎さんのシェイクスピア的な演技が、『カイジ』の世界にドハマりしていて、彼の圧力、熱量、セリフ回しがすべてをかっさらっていく。緊張感を一瞬にして与える彼の芝居が、『カイジ』の世界にハマっていてうれしかったです」とコメント。

 一方の吉田も「(藤原と)映像の現場では初めてご一緒させていただき、密にお芝居ができて新鮮でした。すばらしい秤のセットで、テンション高くお芝居をして、まるで舞台をやっているような感覚もありました」と喜びを語った。

 実際に撮影現場で2人の掛け合いを目にした藤村直人プロデューサーは「セリフがまるでアドリブ会話のように聞こえるリアルな演技合戦であり、上質な舞台を見ているような掛け合いの面白さがある現場でしたね。相手の芝居を受けて、セッションみたいに盛り上がっていく、芸達者なお二人にしかできない演技でした」と太鼓判を押した。(編集部・小山美咲)