唐澤貴洋弁護士のYouTubeチャンネルより

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ネット上で苛烈な嫌がらせを受け続けていることで知られる、唐澤貴洋弁護士が2020年1月1日、自身のYouTubeチャンネルに突如として「ゲーム実況」動画を投稿した。掲示板やツイッターなどでは、笑いと戸惑いが広がっている。

「今日はですね、私もちょっと、息抜きをしようかと思いまして......」――そんな前置きとともに始まるのは、「あけましておめでとうございます スーパーマリオメーカー2に挑戦【唐澤貴洋のゲーム実況】」なるタイトルの動画だ。

「ゲーム、不慣れなので、恥ずかしいプレーだと」

唐澤弁護士といえば、2ちゃんねる(5ちゃんねる)である投稿者の削除依頼に関わったことをきっかけに、一部ネット民のターゲットにされてしまい、以来「100万回の殺害予告」をはじめとする嫌がらせを受け続けていることで知られる。近年では著書『炎上弁護士』(2018年、日本実業出版社)を刊行し、メディアにも積極的に出演するなど、積極的な情報発信を展開中だ。

そんな唐澤弁護士は2019年8月に公式YouTubeチャンネルを立ち上げ、主に法律知識に関する動画を投稿してきた。10月を最後に、2カ月ほど更新は途絶えていたのだが、2020年の年明けとほぼ同時に公開されたのが、なぜか上記のような「ゲーム実況」だった。

動画は20分。「スーパーマリオブラザーズ」のステージを作成・挑戦できる人気ゲーム「マリオメーカー2」に唐澤弁護士が「息抜き」として挑むもの。笑顔の唐澤弁護士に、「唐澤貴洋のゲーム実況」のロゴが重なる、凝ったタイトル画面まで用意されている。

「ゲーム、不慣れなので、恥ずかしいプレーだと思うんですけど、はい」

本人もそう語るとおり、必ずしもその操作はうまいとは言えない。近づくと落下する「つらら」や、滑りやすい床などが配置されたステージであるとはいえ、唐澤弁護士、何度も同じ個所で敵に突っ込んだり、崖に落ちたり、つららに当たったりして、あっさり絶命してしまう。

「実況なのに全く喋らんのくそ面白い」

また、「実況」の方も不慣れなようで、プレーが始まると集中してしまうのか、ほぼ無言に。こうした実況動画では、プレーヤーのリアクションも大切な見せ場なのだが、聞こえるのは「よしっ」「あー......」「おっとっと」といった、小声でのつぶやきばかりだ。ミスしても、ほとんど表情も変えず、首をかしげて「数十年ぶりだな......」「飛びすぎたな......」といった微妙なコメントが。

突然の「ゲーム実況」挑戦に、ネット上ではざわめきが広がった。再生回数は16時までに約8万回に達したほか、ツイッターなどでは、

「今年の初笑いは唐澤弁護士のゲーム実況でしたね。残念ながら」
「唐澤貴洋で初笑いしてしまった」
「実況なのに全く喋らんのくそ面白い」
「マジで面白すぎるからやめろ」

といった書き込みが相次いでいる。