「コンサートをやらせてもらってすごく楽しかったし、今日は優しさを感じましたね」

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 11月14日、北海道の札幌ドームで行われた嵐のコンサートの最後に、二宮和也が清々しい表情でコメントした。

 その2日前には、世間を揺るがす発表をしていた。

「以前から交際が報じられていた元フリーアナウンサーのIさんと結婚しました。'12年に彼女が出演していた日テレ系の報道番組『news every.』で出会い、'14年から交際に発展したといいます」(スポーツ紙記者)

 突然の結婚発表はファンを悲しませたが、札幌公演で、彼を非難する人はいなかった。

「ネット上ではネガティブな反応が多かったので心配でしたが、彼を誹謗中傷するようなうちわを掲げている人は私が見る限りいませんでした。ただ、二宮クンもほかのメンバーも結婚について触れなかったのは残念でしたね……」(コンサートに参加したファンの女性)

 批判するよりも、祝福する人のほうが多かったようで、

「“結婚おめでとう”と書かれたうちわを掲げている人はいましたよ」(同・ファンの女性)

Iさんの実家で進められていた結婚準備

 大観衆を前にいつもと変わらないパフォーマンスを見せた二宮。一方、Iさんは対照的に、ここ数年、人目を避けるように暮らしている。実際、彼女の地元である秋田ではこんな声も。

「最近はほとんど帰省せず、地元の友達の集まりにも参加していませんでしたよ」(高校時代の同級生)

 二宮とのことを詮索されて、彼に迷惑をかけることを心配したのかもしれない。ただ、彼女の実家では少し前から結婚の“予兆”があったという。

「半年ほど前からリフォームを始めたんです。外壁を塗り替えて家の中も改装し、防犯カメラまでつけていました。これから義理の家族になる二宮クンが来ても恥ずかしくない家にしようとしたのかもしれません。工事は2か月くらい前に終わったので、 近所では“結婚が近いのかな?”と噂になっていたそうですよ」(Iさんの知人)

 Iさんは、ほかのどんなことよりも二宮を優先した。

「彼女は “おばあちゃんになってもアナウンサーを続けたい”と話すほど仕事に対する意欲が高かったのですが、辞めてしまった。地元にも帰らず、昔の友達との付き合いを絶っているところから見ると、二宮さんと一緒にいることが何よりも幸せだったのかもしれません」(同・Iさんの知人)

 二宮が大きな決断を下した背景には、大先輩の存在もあった。

「昨年公開された映画『検察側の罪人』でW主演を務めた木村拓哉さんです。この共演を機に親しくなったようで、プライベートで会うこともあった。二宮さんが結婚の相談をしていた可能性は高いですよ。木村さんはアイドルとして人気絶頂だった'00年に工藤静香さんと結婚しました。自分のことよりも、パートナーを最優先に考える先輩の姿勢に影響を受けたのかもしれません」(テレビ局関係者)

年齢とともに低下する“妊娠の可能性”

 恋人を大切にするのはわかるが、結婚をしたこの時期に関しては疑問が残る。

「嵐は11月3日にデビュー20周年を迎え、多くの記念イベントに出演していました。10日と11日にはアジア4都市を回る会見を終え、結婚発表の2日後には札幌ドームでの公演も控えていましたからね」(同・テレビ局関係者)

 これまでも、二宮が結婚する可能性が高いことはたびたび報じられていたが、報道陣もファンも、嵐が活動休止する来年末以降になると思っていた。休止までまだ1年という期間があるにもかかわらずなぜ結婚に踏み切ったのか。

「Aさんの年齢を考えてのことではないでしょうか。彼女は現在38歳で、来月39歳になりますが、以前から“子どもが欲しい”と話していました。再来年まで待っていては40歳になってしまう。子どものことを考えると、1日でも早く決断しなければなりませんからね」(前出・Iさんの知人)

“40歳までのカウントダウン”が、結婚に影響したのだろうか。『オーク住吉産婦人科』及び『オーク銀座レディースクリニック』で産婦人科を担当している田口早桐医師は、Iさんと同じ年齢の女性が妊娠する難しさを指摘する。

「35歳ごろから妊娠する確率が低下し、38歳以降はさらに確率が下がり、流産するリスクも高くなります。1つの卵が赤ちゃんになる確率は35歳で9%、40歳では5%程度。年齢を重ねるにつれて、妊娠できる可能性はどんどん下がるので、時間との勝負だと思います」

 ネット上では突然、二宮が結婚したことに対して、《入籍しないと不妊治療が受けられないからでは?》という声もあがっている。だが、大阪府内にある『西川婦人科内科クリニック』の西川吉伸院長は、治療は受けられると話す。

「男性側が結婚していて女性側が愛人であるなどトラブルになることが想定されるようなケースでは受けられませんが、入籍していなくても、タイミング療法はもちろんですが、人工授精や体外受精の治療も受けることができます」

 なによりも、二宮が子ども好きであることが大きい。

「バラエティー番組では、“子どもとロケをするのは苦手”と話していますが、ドラマや映画で子どもと共演すると、実は誰よりも楽しそうに遊んでいます」(芸能プロ関係者)

 結婚して子どもができてもファンに“GUTS!”を与え続けてくれることだろう。