池松壮亮から大学生へ、いま届けたいプレゼント。精一杯の薔薇の花束。

9月27日(金)より公開中の『宮本から君へ』。
主人公・宮本浩のことを「どの歴史上の人物よりも星であり、ヒーロー」と語り、原作を愛し、そして身も心も捧げて演じた池松壮亮さん。
彼だからこそ分かる宮本の魅力と、池松さんが今、大学生に向けて届けたい想いとは何なのか聞いてきました。
〜作品あらすじ〜
笑顔がうまく作れず、気の利いたお世辞も言えない、なのに人一倍正義感が強い超不器用な営業マン・宮本浩と、蒼井優演じる宮本の恋人・中野靖子。そんな2人の前に現れた巨漢の男。
この日を境に、人生最大の“究極の愛の試練”が始まる。
池松壮亮とヒーロー「宮本浩」との出会い
▶「夢が叶う順番は人それぞれ」芸能活動14年目・前田敦子の『前向き力』
ーー原作との出会いはいつだったのでしょうか。
22歳のときです。
ひと月のうちに、信頼しているスタッフ2人から「『宮本から君へ』知ってる?読んだ方がいいよ」と言われたんです。
「なんで?」と聞くと、「池松くんが宮本をやった方がいい気がする」って。
一度に2人から言われるって変だなぁ、と思いながら読んだら、とても衝撃を受けました。
普段わりとクールにしているので(笑)、たぶん僕のことを本当によく知らないとそうは思わないと思うんですけど、なんとなく「やったほうがいい」と言われた意味も理解できました。
「これはなんかあるんじゃないか?」と思って、当時のマネージャーに「『宮本から君へ』って知ってる? やった方がいいって言われたんだけど……」って聞いてみたんです。
そうしたらちょうど同じタイミングで今作のオファーが来ていて。なので「あぁ、これはもうなんかあるな」と感じました。
ーー演じたからこそわかる、宮本の魅力とはどういった部分でしょうか。
いっぱいあります。僕は宮本みたいにはなれないですし。
もっともっと社会に順応して生きてきたし、もっともっと目をふさいで生きてきたような気がするし、自分の心をだまして進んできたような気もする。
目の前の人や現実の社会と向き合ったとき、自分の思う“真っ当さ”を貫くことは、相当大変だし、危険なことじゃないですか。
だから人は「実はこうなんだけどな」と思いながらも社会に順応して生きていくと思うし、そうしていく中でどんどん変わっていき麻痺していく。
それでいいとは思いつつ、ただやっぱり宮本のように真っ当さだけを貫いて生きていく姿にはみんなが憧れるのではと思います。
実際に演じてみると、今まででいちばん苦労したような気がしたので、そういう意味では自分の中で「ハマリ役だな」「すごくフィットするな」という気分はあまりなかったです。
ただし、この人が言おうとしていることは、全部自分が知っている感情で、全部自分が言いたかったことでした。
試練は、気合いと心意気で乗り越えてきた
ーー今後人生の節目節目で試練に立ち向かう場面が出てくるであろう大学生に、宮本を演じた池松さんから「試練の乗り越え方」についてアドバイスをお願いします。
そんな方法、あったら僕が教えてほしいぐらいです(笑)。
僕の場合は本当にシンプルで、結局「気合い」。
職業柄できることは、例えば大学生に向けて映画を放ち、“宮本を通して宮本が人生の試練を乗り越えるさま“を観てもらうことでなにか勇気を持ってもらうこと、それしかできないので。
ーー“試練”と聞いて、具体的に思い浮かぶ出来事はありましたか?
日々試練です。わりと軟弱な人間なので、ドアを開けた瞬間から試練ですね(笑)。
目の前に映画があるときもそうじゃないときも、物凄く大きな試練に立ち向かっているような気分です。
だから、気合いと心意気と、そんなことでしかやってこれなかったんですよね。
ただ、どんなに優れた人だって落ち込むことはあるだろうから、「今日行きたくないな」って思うこともあるのが普通なんじゃないかな、とは思います。
ここまで感情を全てダダ漏れにした作品は初めて
ーー衝撃的な作品に出会ってしまったあと、これから俳優業とどう向き合っていこうと思われていますか?
平成生まれだからかもしれないですが、もともと感情をすべて表に出すお芝居に対してものすごく距離をとっていたんです。
そういうお芝居って、お客さんに対してとても失礼な気がして……。
人には想像力というものがあるし、自分が生きている中で感じるリアリティというものをお芝居でやらなきゃいけないんだ、という気持ちがずっとありました。
今作もやっていることは今までと同じですが、ボリュームを上げた、それだけなんです。
ただここまで全部がダダ漏れな作品もないですね。
でも、ダダ漏れだからといって全てが伝わるとも思っていないし、MAXの剛速球だけが人の心を打つとも思っていません。
“フルスロットル”ということで言えば、これ以上のフルスロットルはないだろうし、やりたくないなとも思うので、今後これが加速していくわけではないと思います(笑)。
160kmの球を投げれば伝わるというものではないですから。
ただ、そのときそのときの160kmみたいなことを目指していければいいなと思っています。
“新しい時代へのプレゼント”を受け取って欲しい
ーー過酷なエピソードが続く今作ですが、あえて大学生に向けて勧めるならどういう風に勧めますか。
僕はもともと、大学生くらいの“これから社会に揉まれ未来を担う人たち”に対して芝居をやっている気持ちが常にあります。
自分が通ってきた道だからというのもあるし、僕もそれぐらいの歳にかなり多くの映画を観て、救われる瞬間がたくさんあったからだと思うんですけど。
だから、タイトルにもありますけど、『宮本から君へ』の“君へ”というのはあなたのことですから、興味があれば観てほしい。
自分自身を向上させようとしている人に向けて、人間関係や未来に対しての不安めがけて宮本の生きざまを借りて表現したつもりなので、なんかモヤモヤしたり、不安を抱えている大学生にはぜひ観てもらいたいです!
少しハードな内容ではありますけど、平成の最後に“新しい時代へのプレゼント”というか、生きている人間から生きている人間への精一杯のバラの花束、そんな映画だと思っているので、ぜひそのプレゼントを受け取ってもらえたらなと思います。
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●クレジット
文:落合由希
写真:島田香
編集:学生の窓口編集部
●映画情報
・公開日:9月27日(金)〜
・公式サイト:https://miyamotomovie.jp/
・公式Twitter:https://twitter.com/miyamoto_k...
・公式Facebook:https://www.facebook.com/miyam...
・公式Instagram:https://www.instagram.com/miya...
●コピーライト
(C)『宮本から君へ』製作委員会