KinKi Kids、嵐、Snow Manら“息子”からジャニーさんへ、お別れ会で語られた“思い出”
「ジャニーさんの大好きな野球、球場。東京ドームです。まさか自分のお別れ会をやるとは思わなかったでしょう」
【写真】参列した豪華有名人、ジャニーズOBや当日の東京ドームの様子
7月9日に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんのお別れ会が開催。所属タレントを代表し、近藤真彦が惜別の言葉を述べた。
祭壇は横35メートル、高さ3・5メートルあり、遺影の周りには愛用の帽子、ジャケットなどが。
東山紀之ら所属タレント154人のほか、親交の深かった黒柳徹子など関係者3500人が参列し、ジャニーさんに最後の言葉を伝えた。
“どうも、私がジャニーです”
「最後に本日はジャニーさんらしく“Show must go on”。笑顔でジャニーさんを送ってあげてください」
終了後には一般の部も行われ、関係者と合わせると約9万人が参列。大阪から来たNEWSファンの40歳女性は、「ジャニーさんがいなかったらNEWSもいなかった。ありがとうと伝えました」と、感謝を捧げた。
タレントを“子どもたち”として愛し、エンターテイメントの世界を盛り上げ続けたジャニーさん。その魂は子どもたちがしっかりと受け継いでいくことだろう――。
現役メンバーからジャニーさんへ
KinKi Kids堂本光一「ジャニーさんの言葉で心に残っているのは“You最悪だ”。いつも言うんです(笑)。でも、それは最高だよって意味だって周りの人は言ってくれて、やっぱりジャニーさんの愛情なんだと。舞台にこだわる人なので、演出をめぐってケンカをしたりしましたが、また“You”って言ってほしいです」
堂本剛「よく“ジャニー元気?”とか、そういう感じで会話をしていたんです。普通に考えたらとても偉い人じゃないですか。でも、 “敬語とかやめて”と言われましたし、呼び捨てでも何も言わない人でした。寂しい気持ちもありますが、困難にぶち当たったとき、“ジャニーさんならこう言うだろうな”と自問自答してやっていくんだろうと思います」
嵐相葉雅紀「オーディションのときに会場でイスを並べているおじさんがいて、“すみません”と言って座ったら、“どうも、私がジャニーです”って。ビックリしました(笑)。歌や踊りも、人間性もすべて学びましたね」
二宮和也「ジャニーさんからはいろいろなことを経験しなさいと言われました。芸能人としての成長はもちろん、人間性を高めなさいと。僕らの世代はできるできないではない。まずはやることが大事だと教わりましたね」
松本潤「晩年はあまり会える機会がなかったので、会うたびにツーショットとか6人でも写真を撮っていたんです。Jr.とかデビューのときは絶対撮らせてくれなかったんです。最近はそれをよく見返していました」
櫻井翔「Jr.時代はセンターで歌うことがなかったのですが、何かの曲で褒めてもらったことがあって、それから雑誌の取材が来たり、センターで歌わせてもらったり。努力をしっかり見てくれると最初に実感した人です」
大野智「昔は引っ込み思案だったのでレッスンが終わって誰にも見られないように帰ったらジャニーさんそういうの見逃さなくて“何で挨拶しない”って怒られて。そういう挨拶も含め根本的なことをすべて教わりました」
Snow Man岩本照「人との出会いやご縁を教えてくれたのはジャニーさん。今日、遺影を見ながら、この時代をともに生きれてよかったと思いました。生まれ変わったとしても、ジャニーズに入りたいと思うような時代を作っていくべきだと改めて思いましたね」
SixTONESジェシー「たくさんの先輩方、後輩たちとこの同じ空間でジャニーさんを見届けられて、絶対に見てくれていると思います。なので、“SixTONES見とけよ!”というひと言と、“あとで電話するね”って心の中で伝えました」
ジャニーズOBたちも参列
布川敏和(54)「シブがき隊のときは怒られたことはなかった。当時は若くお腹がすくので、スパゲティやラーメン店に連れて行ってくれたのを思い出しましたね」
大沢樹生(50)「光GENJIの最後のツアーで“外に出ても負けるな”と言われたのを思い出しますね。今日は本当にジャニーズ感がとても懐かしかったです」
川崎麻世(56)「あるとき、廊下でお会いして“元気?”って言われて。覚えていてくれたんだってうれしかったです。育てていただいてありがとうございます」
中村繁之(52)「入所したころは褒められたけど、あとは怒られたことしかない。でも、それが自信になった。また会いたいし、何かひと言でも言ってほしいな」
(撮影/吉岡竜紀、北村史成、坂本利幸)