記者会見で謝罪する岡本昭彦社長(2019年7月22日撮影)

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朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)で司会を務める加藤浩次さん(50)が、2019年7月26日の放送で、吉本興業の一連の騒動について言及。自らのこれまでの発言について説明を行った。

「ここ(吉本興業)が実際どう変わるのかっていうのは僕も考えなきゃいけないし、みんなで考えないといけないと思う」「僕がこういうことを発言したりしたこと(で事態)が大きくなっていることは、本当にお詫びと謝罪したいと思うんですよ。ここまで大きくなってしまっているっていうのは。でも、ただ、やっぱり、会社がいい方向に向かうっていうことは僕も本当にそこは賛成なんですよ」

「目をつぶる」のは「ここにいたくない」

加藤さんは発言の最中には、時折目をギュッとつぶりつつ、伏し目がちになる仕草を何度か見せた。22日に行った「退社宣言」の際に加藤さんは時に拳を振り上げつつ熱弁を振るっていたが、その時とは打って変わっての態度だったといえよう。そこで、26日の加藤さんの表情からどんな感情が見え隠れするか、経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織氏に心理学的見地からの分析を聞いてみた。

「『目をつぶる』という仕草からは『この場に居たくない』『逃げ出したい』という思いの表れです。思い出したくないことを思い出した時に発生する不愉快な気持ちを打ち消す目的でよく現れます。加藤さんの場合は自分の発言への後悔の念であり、保身に主軸を置いているとみられます」

なお、加藤さんは24日、前日に行われた吉本興業の大崎洋会長との面談を振り返ってのコメントを述べる際には下唇をなめたり、両唇を巻き込んだりする仕草を見せるシーンがあった。この時の仕草については、

「下唇を舐める仕草は本音を隠したいと思っている時に現れます。自らの本心を見破られないようにと思って緊張した際に、その緊張を隠すために行われます。また、両唇を口の中に巻き込むのは不快な思いをしている際の反応です。強い感情を抑圧してストレスをため込んでいる状態であり、悔しさ、嫌悪感、悲しみ、怒りを隠す行為です」

宮迫さんは時折、眉に特徴的な動きが...

また、鈴木氏は宮迫博之さん(49)の20日の会見についても分析を行った。同会見で宮迫さんは、貰った金額の話や「吉本には感謝しかない」という発言の際なと、話の核心や感極まった時に、眉間にしわが寄ったり眉が上下したりする様子がみられたが、

「眉間や眉の動きは、相手に不安を抱き、警戒心が高まっている時にみられます。宮迫さんの場合は自分の発言によって吉本興業がどう動くかが最大の関心事であり、その緊張感の表れと考えられます。また吉本側に自分の窮状を誇張して伝えようという甘えも見て取れます」

最後に、22日の記者会見で大失態を演じた岡本昭彦社長の表情についても聞いてみた。

「岡本社長については、言葉に詰まっている最中にやたらと瞬きが多いように感じました。この反応は、『相手から威圧感を与えられていると感じたり、また、それを不当に感じている』時にみられる反応です。恐らく、記者からの質問を攻撃と認識しているのでしょう。また、質問に対して最善の回答をしなくてはならないと感じている時も瞬きが起きます。必要以上に自らを良く見せようと無理をしている際に起きる反応です」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)