深田恭子が現場に“お鍋ごと”持って行った差し入れ「みんなで食べたら楽しかった」
「“泥棒スーツ”は全身ベロア生地でぴったりしているので、実際に着るとけっこう恥ずかしいんです。でもそれはみんな一緒だったようで、撮影のとき、現場から控室に戻る途中で(父親役の)渡部篤郎さんに“深田くん、恥ずかしいから一緒に戻ろう”と言われて。渡部さんも恥ずかしかったんですか! って驚きました(笑)」
新ドラマ『ルパンの娘』で、“泥棒スーツ”を身に纏(まと)いセクシーな泥棒に扮する深田恭子(36)。泥棒を演じるのは、衝撃の“ドロンジョ様”姿が大きな話題となった映画『ヤッターマン』以来、10年ぶりとなるが、
「今回の衣装も(ドロンジョのときと同じ)柘植伊佐夫さんが手がけてくださって、素敵なものになりました。ロケが始まったときは、まだビジュアルが解禁されていなかったので、道行く人に見られたら不審に思われてしまうと思い、こう(顔を隠しながら)見られないようにしていました(笑)」
深田が演じる三雲華は、大泥棒一家の娘。普段はその“正体”を隠している彼女だが、真剣交際をしているカレがなんと警察一家の息子であるということが判明したから、さあ大変!
「泥棒と警察がダメというよりは、泥棒自体がダメですよね(笑)。“許されない恋”は、まるで現代のロミオとジュリエット。難しいかもしれませんが、2人の恋を応援したいです」
恋愛に障害はつきもの。自身はそういう恋愛についてどう思うか聞いてみると、
「やっぱり、平和がいいですね(笑)」
とニッコリ笑う。
大事なのはチームワークと一体感
今年、2本目となる主演作。多忙な日々を送っているが、本人は現場を楽しんでいるようで、
「スタジオ撮影初日に、少しでも現場が楽しくなるといいなと思って、お鍋いっぱいにスープを作って持っていったんです。“今日は勝手に作ってみました!”ってお鍋ごと持っていったら、みんなビックリしていて(笑)。もともとは食に気をつけようとスープを作り始めたのがきっかけだったんですが、みんなで食べたらすごく楽しかったんです」
そんな流れから、深田からこんな提案が。
「今度は、交代制にしようとみんなで盛り上がっています。交代制にしたらどんなランチになるか、ワクワクしますし、楽しみも増えるかなって。忙しい中でも、自分たちなりに楽しいことを見つけていきたいなと思っています」
そこには、座長としてのこんな思いがあるとか。
「ドラマって特にチームワークとか一体感が大事だと思うんです。自分だけが楽しむのではなく、みんなで楽しめる現場にしていきたいです」
これからやってくる“夏本番”。海にもプールにも花火大会にも行きたいという深田だが、
「そうだ、流しそうめんやりたいです! 今度、スタジオの廊下で流しそうめんできないかな。すごい長〜い竹で(笑)。こうやって、みんなで楽しみながら、現場を盛り上げていきたいです」
心奪われました!!「今回の現場では、驚きの連続です。セットはもちろんですが、(共演陣には)キャラの濃い方が多くて。この前は藤岡弘、さんにお会いしてビックリしましたし、今は(『カメラを止めるな!』で話題となった女優)どんぐりさんに夢中です。癒されるので、最近はいつもどんぐりさんにくっついています(笑)」
7月11日(木)夜10時スタート
木曜劇場『ルパンの娘』(フジテレビ系)
代々泥棒一家の娘でありながらも、その家業を継ぐのが嫌で普段は図書館司書として働く三雲華(深田恭子)。ある日、“公務員”と聞いていた彼氏・桜庭和馬(瀬戸康史)の実家へ挨拶に行くと、桜庭家は警察一家であることが判明し……。