駅から徒歩0分のビッグなビル型銭湯

 
Googleで『やすらぎの湯 ニュー椿（以下ニュー椿）』と検索すると、駅から徒歩0分と出てきました。「これはもしや駅直結銭湯？」と期待に胸を膨らませながら、向かった新庚申塚駅。

駅について現れたのは、4階建てのビッグなビル型銭湯（2階からが銭湯施設です）。それは駅を出て、道路の向かい側にそびえ立っていました。
「大きい……」、銭湯と知らなければ通り過ぎてしまいそうです。

『ニュー椿』は日替わりで、男女のフロアが入れ変わります（奇数日：男性2F・女性3F、偶数日：男性3F・女性2F）。

2Fの浴室には和風露天風呂、３Fには洋風露天風呂があるのが特徴です。今回は3Fのお風呂に入ったので、以下のレビューは3Fでの話となります。

ちなみに4Fは広々とした休憩ラウンジとなっており、友達の長風呂に嫌気がさして、先に出て暇をつぶす場所には最適ではないでしょうか。

 

普通の銭湯とは一味違う

さて、肝心のお風呂ですが、ジェットバス、温湯、薬湯、露天風呂、水風呂とあり、それぞれ結構広いです。

特にお伝えしたいのは、ジェットバスと露天風呂。座るタイプのジェットバスには、鉄の枕（？）みたいなのがあり、それが非常に冷えていて気持ちよかったこと。

クセになっている人も多いのでしょうか、皆さんそのお風呂を取り合っておりました。離れたくないのか、しがみつく人まで。

露天風呂はというと、本当に吹き抜けです。

「本当」というのは、銭湯のレビューで「開放感たっぷりの露天風呂」と謳いながら、実際に行ってみると「天窓」レベルの開放感しかないことがたま〜にあるのですが、ここの露天風呂は端から端まで、吹き抜けです。

天井が宇宙です。そんなシチュエーションの中、さらに打たせ湯もあるので、上から一筋の湯が降り注いできて心身ともに洗われます。過去の悪行・後悔も、洗い落とせるのではないでしょうか（筆者の感想です）。

 

サウナ設備が全力投球すぎる！

『ニュー椿』は、これだけで終わりではありません。サウナにぜひ入ってください。銭湯とサウナの料金込みで1000円オーバーしますが、入る価値はあります。

というのは、サウナのフロアには水風呂、外気浴用のたくさんのチェア、シャワー、冷水器、肝心のサウナは遠赤外線のロッキーサウナとハーブ（塩）サウナの2種類があり、サウナーを満足させるための配慮がてんこ盛り。

普段サウナ料金をケチって、お風呂にしか入らない僕も、ここのサウナはついつい入ってしまいました。特に水風呂は広く、ゆったりと浸かれることができ、最高です。

かれこれ銭湯探訪を4年ぐらいしておりましたが、まれにみるユニークなお風呂や設備が多くて、リピートしたくなる銭湯でした。今回は3Fのお風呂でしたが、2Fはどうなっているのか、気になって仕方ありません。