アメリカの大手自動車メーカーのフォード・モーターはアメリカのベンチャー企業アジリティー・ロボティクスと提携して、宅配車から玄関まで荷物を運んでくれる二足歩行ロボット「Digit」を発表しました。Digitが自動運転カーに乗って家の前まで荷物を運んでくれるイメージムービーが公開されています。

Meet Digit: A Smart Little Robot That Could Change the Way Self-Driving Cars Make Deliveries

https://medium.com/self-driven/meet-digit-self-driving-delivery-last-mile-solution-418d9995bb97

Digit: Future of Self-Driving Vehicle Delivery | The Future of Ford and Transportation | Ford - YouTube

ムービーは「Digit」の起動シーンからスタートします。Digitは腕と腕の間、首のような部分に起動スイッチがあるようです。



スイッチを押して起動すると、Digitは自分で立ち上がります。



Digitの前方部分はこんな感じ。画像の上側にはアイカメラやセンサー機器が取り付けられた「頭」のような部分が見え、胸部には「DIGIT-1」と書かれています。



ムービーに登場した女性は「試験とレポートで忙しくて、買物に行く時間がないの」と父親にメッセージを送信します。



それを見た父親は、ネット通販で商品を購入。



注文を受けたネット通販会社は商品を箱詰めして……



Digitのロボットアームに引き渡します。



Fordの自動運転カーが街中を走り抜け……



家の前に到着。



自動運転カー後部のバックドアが開いて……



車の後部に格納されていたDigitが地面に降り立ちます。



自動運転カーの地図データと連動して、Digitは玄関先までの最適なルートを決定します。また、Digitは重さ40ポンド(約18キログラム)までの荷物を運ぶことが可能とのこと。



前方に障害物を検知した場合には……



センサーで感知して、障害物を回避して移動します。



階段の上り下りも可能です。



ドア先に荷物を下ろして……



宅配完了。



メールで荷物が到着したことを知らせてくれます。



Digitが実用化される具体的な時期については、記事作成時点では未定です。