川崎フロンターレFWレアンドロ・ダミアン【写真:荒川祐史】

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清水戦の終盤、川崎のL・ダミアンが度肝を抜く衝撃ゴールを決めて各国メディアが反応

 川崎フロンターレは12日のJ1第11節清水エスパルス戦で4-0と快勝し、首位FC東京と勝ち点5差の4位をキープしている。

 この試合の終了間際、度肝を抜く衝撃ゴールを決めたのが元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンだ。

 敵地に乗り込んだ川崎はFW小林悠とMF脇坂泰斗のゴールで前半に2点のリードを奪うと、後半35分にMF大島僚太の鮮やかなミドルシュートで3-0とリードを広げた。川崎の勝利が近づいた後半アディショナルタイム1分、先発したストライカーL・ダミアンが輝きを放つ。

 川崎は敵陣左サイドでMF山村和也がスローインを受け、コーナーフラッグ付近でボールをキープ。相手に囲まれながらMF長谷川竜也にスイッチすると、ゴールライン際の抜け出した長谷川が中央にグラウンダーのパスを供給した。相手を背負いながら反応したのが今季加入のL・ダミアンだ。

 清水DF立田悠悟が背後から強烈なプレッシャーをかけるなか、188センチのL・ダミアンは相手を抑え込みながら足元に入ったボールに体を向けると、転がってきたボールを右足の甲でふわりと浮かせた。次の瞬間、DFからわずかに離れるように体を反転させて右足を振り抜き、芸術的なオーバーヘッドシュートでネットを揺らした。

 この一撃は世界中を駆け巡り、母国ブラジルメディア「GazetaEsportiva」は「ダミアンが美しいバイシクルゴールを決めて最後にスコアを動かした」と報道。またイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ダミアンのクレイジーなオーバーヘッド弾」と伝えれば、米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版のツイッターは「1000回見られるゴール!」と絶賛している。

 ダミアンの今季リーグ戦3ゴール目は各国メディアで反響を呼んでいるようだ。(Football ZONE web編集部)