ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

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鹿島戦でMFレオ・シルバのタックルを受けた直後、イニエスタが憤怒する様子に脚光

 ヴィッセル神戸は12日のJ1第11節鹿島アントラーズ戦で0-1と惜敗し、泥沼のリーグ6連敗を喫した。

 怪我明けの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは今季初の途中出場となったなか、相手MFに倒されて憤怒する様子に海外メディアが注目。「イニエスタが日本で爆発」「怒りを露わにした」と伝えている。

 イニエスタは今季開幕戦から第7節までフル出場を続け、その間チームは3勝1分3敗とイーブンの結果を残していた。第8節浦和レッズ戦(0-1)で今季初欠場となった一方、第9節川崎フロンターレ戦(1-2)で復帰。しかし第10節北海道コンサドーレ札幌戦(1-2)で再び欠場を強いられるなど万全とは言い難い状態にある。

 リーグ5連敗で迎えた鹿島戦でイニエスタはベンチ入りしたなか、前半17分に鹿島MFセルジーニョに鮮やかなボレー弾を叩き込まれて先制点を献上。1点ビハインドの後半23分、MFセルジ・サンペールに代わってイニエスタがピッチに送り込まれた。思うようにイニエスタが絡めない時間が続き、後半38分に敵陣中央でボールを受けたイニエスタがドリブル突破を図る。鹿島MF中村充孝とMFレオ・シルバが素早く寄せてイニエスタが倒されると、主審が笛を吹いて神戸ボールのFKが与えられた。

 この接触プレー直後の瞬間にスペイン紙「AS」が注目。「マンチェゴ(マンチャ地方出身者。イニエスタのこと)は激しいタックルを受け、痛みのために何もできなかった」と描写し、公式ツイッターで感情を露わにした決定的瞬間を報じた。

 またスペイン紙「エル・エスパニョール」は「イニエスタが日本で爆発」と見出しを立て、「元バルセロナの選手が、彼を怒らせる激しいタックルを受けた」と言及。「イニエスタは腕を使って不満の行為を見せた」と報じた一方、「観客に怒りを露わにするのを躊躇わなかった」と伝えている。

 チームは低空飛行が続くが、18日の次節横浜F・マリノス戦で連敗を止められるだろうか。(Football ZONE web編集部)