「高みへ駆け上がる主人公」 17歳久保の圧巻ボレー弾にスペイン紙絶賛「飛躍的な成長」
久保の決勝弾で磐田に勝利 FC東京は開幕から11戦無敗で首位をキープ
FC東京のMF久保建英は12日、J1リーグ第11節のジュビロ磐田戦で先発フル出場し、試合終盤に値千金の決勝弾を決めて1-0の勝利に貢献している。
チームを救う17歳の鮮烈なボレー弾にスペイン紙も「飛躍的な成長を見せている」「高みへ駆け上がる主人公」と称賛の言葉を送っている。
開幕から無敗を維持している首位FC東京は、ホームに14位磐田を迎え撃った。今季はくっきりと明暗が分かれている両チームだが、試合は終盤まで一進一退の白熱した攻防を見せる。しかし、均衡を破ったのは17歳のアタッカーだった。
0-0で迎えた後半39分、DF太田宏介のCKにDF渡辺剛がヘディングで合わせる。これは磐田の守備陣にクリアされるも、ボールの落下地点に走り込んできた久保が左足を一閃。鋭いダイレクトボレーがゴール右に突き刺さり、貴重な決勝弾となった。
スペクタクルな一撃を決めた久保に対しスペインも反応。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「日本で輝きを放ち続けるタケが新たに偉大なゴール」と見出しを打って報じ、「バルセロナの下部組織で育った日本の若き才能、久保建英は母国で輝きを放ち、飛躍的な成長を見せている」と絶賛。「高みへ駆け上がる主人公はハイライトに載るようなプレーや重要なゴールを決めている」と強調している。
また、「弱冠17歳ながら、タケは首位のクラブの先発であり、彼の未来はバルセロナにあると言っていい」と本格化し始めた才能に惜しみない賛辞を送っている。FC東京はこれで開幕から11戦負けなしで首位をキープ。勢いに乗るチームの中心には間違いなく久保の存在がある。(Football ZONE web編集部)