【MLB】「やっぱり打てるか不安」―大谷、復帰後初安打に安堵「出てくれて良かった」
221日ぶりのヒットに「1本は大事なのでよかったなとは思います」
■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)
9日(日本時間10日)の敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1四球の活躍で13-0での勝利に大きく貢献したエンゼルスの大谷翔平投手。第1打席で221日ぶりのヒットとなる復帰後初安打、第2打席には内野安打で223日ぶりのマルチ安打を記録した。1本目のヒットが出るまでは「不安だった」と振り返っている。
復帰から3試合連続でスタメン出場となった大谷は、初回無死一、二塁の好機で左腕カーペンターからライト前に復帰後初安打となる先制打を放つと、5-0となって迎えた3回は先頭打者でカーペンターから三塁内野安打。221日ぶりのヒットとなった先制打は打球の初速111マイル(約178.7キロ)、内野安打は101マイル(約163キロ)と、いずれも大谷らしい痛烈な一打だった。
7日(同8日)のタイガース戦で復帰後、2試合9打席連続で無安打に終わっていたが、待望の快音を響かせて打率は.182に。ようやく1本目が出たことで、大谷も「1本は大事なのでよかったなとは思います。他の打席もよかったと思いますし、徐々に、内容もよかったかなと思ってます」と安堵の表情だった。
5月に入ってからのシーズン初安打、特に負傷後初のヒットということで、大きな1本となったことは間違いない。大谷は「不安ですね。やっぱり打てるか。どういう感じで打てているのかというのを最初の数打席というのはすごく大事かなと思うので、今日出てくれてまず良かったかなと思います」と素直な胸の内を明かす。これからどんどん上がっていきそうな気配だ。(Full-Count編集部)