総務省の労働力調査は、就業・不就業の状況を把握するため、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約4万世帯を対象に毎月調査している。

 2019年5月の完全失業率(季節調整値)は前月と同水準となる2.4%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が2.5%で前月比増減なし。女性は2.2%で前月比0.1ポイント減となった。

 完全失業者数は165万人で、前年同月比が7万人増と2カ月ぶりに増加した。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は23万人(同1万人増)、「自己都合」は68万人(同4万人増)だった。

 就業者数は6732万人(前年同月比34万人増)で、77カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5993万人(同62万人増)。

 正規雇用は3535万人(同24万人増)、非正規雇用は2106万人(同27万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1023万人(同増減なし)、アルバイト452万人(同24万人増)、派遣社員132万人(同4万人減)、契約社員286万人(同1万人減)、嘱託125万人(同1万人減)、その他88万人(同8万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、教育・学習支援業(27万人増)、サービス業(他に分類されないもの)(21万人増)、運輸業・郵便業(12万人増)などが増加し、農業・林業(10万人減)、医療・福祉(9万人減)、卸売業・小売業(8万人減)などが減少した。 2019年4月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント減となる2.4%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が2.5%で前月比0.3ポイント減。女性は2.3%で前月比0.1ポイント増となった。

 完全失業者数は176万人(前年同月比4万人減)。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は21万人(同4万人減)、「自己都合」は75万人(同2万人増)だった。

 就業者数は6708万人(前年同月比37万人増)で、76カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5959万人(同43万人増)。

 正規雇用は3500万人(同33万人増)、非正規雇用は2116万人(同12万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1041万人(同5万人減)、アルバイト439万人(同10万人増)、派遣社員137万人(同3万人増)、契約社員292万人(同増減なし)、嘱託124万人(同2万人増)、その他84万人(同4万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、サービス業(他に分類されないもの)(20万人増)、教育・学習支援業(17万人増)、医療・福祉(15万人増)などが増加し、農業・林業(12万人減)、情報通信業(8万人減)、生活関連サービス業・娯楽業(2万人減)、建設業(1万人減)が減少した。 2019年3月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント増となる2.5%だった。

  男女別の完全失業率は、男性が2.8%で前月比0.3ポイント増。女性は2.2%で前月比増減なしとなった。

 完全失業者数は174万人(前年同月比1万人増)。「勤め先や事業の都合」は19万人(同3万人減)、「自己都合」は79万人(同6万人増)だった。

 就業者数は6687万人(前年同月比67万人増)で、75カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5948万人(同76万人増)。

 正規雇用は3439万人(同22万人増)、非正規雇用は2176万人(同65万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1073万人(同21万人増)、アルバイト455万人(同15万人増)、派遣社員146万人(同16万人増)、契約社員309万人(同13万人増)、嘱託117万人(同4万人増)、その他77万人(同3万人減)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉(39万人増)、教育・学習支援業(15万人増)、卸売業・小売業(13万人増)などが増加し、製造業(12万人減)、学術研究・専門・技術サービス業(12万人減)、農業・林業(9万人減)などが減少した。 2019年2月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント減となる2.3%だった。