3日深夜、TBS「SUPER SOCCER」では日本代表・堂安律のインタビューを放送。アジアカップ決勝でカタール代表に敗れ、失意の帰国となった堂安が今大会を振り返った。

「本当に優勝以外は全て僕からしたらあり得ない結果。一言で色んな感情が自分の中にありますし、悔しいの一言。不完全燃焼に終わった大会」という堂安は、「ピッチに最後まで立っていた選手しか味わえない悔しさですし、自分達が弱かった」と言葉を続けた。

また、インタビュアーから「なかなか(戦術が)はまっていなかった?」と訊かれると、堂安は「立ち上がり2失点するまで、あんまりはまらなかったっていう印象ですし、あとはそれを気付くのが少し遅すぎた印象ではあります」と振り返る。

さらに後半に向けたハーフタイムでは「サコ君(大迫)を先頭に色んな指示を出してもらって、プレッシャーのかけ方は変えようという意思疎通があった」と明かした堂安は、「相手が5バックだったので、3バックのセンターバックにつきにいくのか、ウイングバックに僕がプレッシャーかけるのかっていうところで話し合いは費やしました」とも語った。

優勝したカタールについては「強かったっていう印象もありますし、個々の能力も高かった」としながらも、「ここまで点獲れなかったら世界を相手にワールドカップを相手に絶対点獲れないと思うし、危機感を持たされた試合」とした堂安。1月は自身が希望した移籍も叶わなかったが、「アジアカップの敗戦がそれが消えるくらい大きかった」と苦笑いを浮かべると、「『アイツがいたら』っていう言葉がどんどん増えていくようなプレイヤーになりたい」と前を向いた。