長友佑都(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

写真拡大 (全9枚)

アジアカップ準決勝、難敵イランを3-0と一蹴したあと、報道陣の前に現れた長友佑都は興奮を隠しきれなかった。

「今日はもうスーパーゲームでしょう。僕たちが本物だということを今日示しました」

「前半からいい入り方ができて、僕自身もう1試合できるんじゃないかと思うくらい疲れを感じてないです。『サッカーは90分で終わってしまうのか。短いな』と思ったのは初めてぐらいです。本当にそれぐらい楽しかったです」

▼ 写真中央・長友佑都

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


試合前、長友はマッチアップするアリレザ・ジャハンバフシュに対しての警戒感を明らかにしていた。その昨季のオランダリーグの得点王を長友は抑えきった。

「あの駆け引きも完勝できたなと思います。相手は僕が高い位置を取って裏を狙うことを警戒してずっと僕に付いてきてたんです。最初のワンプレーで相手の腰が引けたというか、相手の裏を取って惜しいシーンをつくってんで、彼が警戒し始めてずっと付いてきてたんです。彼の強みは守備じゃないんで。最初のプレーで決まりましたね」

長友がニヤリとしたのは、自身がイエローカードを受けた試合終盤のシーン。サルダル・アズムンのラフプレーに両チームが騒然とする中、アズムンと長友の2人が警告された。

「あれはたぶん、ずっと(アズムンと)言い合いをしてたんで。僕は冷静でパフォーマンスをしてたんですけど、でも彼(アズムン)はそれに乗ってきて。彼は全然いいプレーしていないですよ、今日」

だがこの大会では反則に高額の罰金が科される場合がある。どうやら長友はそのルールを知らないようだった。

長友の去り際にグループリーグのイエローカードで55万円の罰金があったことを告げた。すると、長友は一瞬立ち止まり、本当に驚いた顔で「マジ?!」と報道陣を見返し、頭を振りながらバスに向かって歩いて行った。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:佐野美樹/PICSPORT】

長友佑都、原口元気

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)



(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 塩谷司

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 吉田麻也

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 写真中央・権田修一

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 吉田麻也、冨安健洋

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 権田修一

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)