8日、フジテレビ「S-PARK」では、プロ野球選手100人が選んだ「プロ野球100分の1」を放送。第4回となった今回は投手のコントロール部門ベスト3を発表した。

3位 吉見一起(中日):4票
2011年、2012年で同部門1位に輝いている中日の吉見は、1試合の平均与四球率は2個を下回る1.72を記録。中日・大島洋平が「投げるところに糸が出ています」といえば、ヤクルト・雄平も「パワプロしているよう」と表現、巨人・坂本勇人に至っては「もう僕はずっと吉見さんっていうような気がします」とまで語る。

2位 岸孝之(楽天):31票
楽天移籍が決まった浅村栄斗が「投げミスっていうのがほとんどない」といえば、巨人・岡本和真は「当たる気がしない」と、西武・森友哉は「もう圧倒的だと思います」と語る楽天・岸孝之が31票を集めて2位に。今季は2.72で自身初の最優秀防御率を獲得、与四球率も12球団トップの1.64を記録した。

そんな岸のすごさは、ロッテ・涌井秀章が「見逃し三振がすごい多い」と話す59個の奪見逃し三振(12球団トップ)にある。オールスターでバッテリーを組んだソフトバンク・甲斐拓也は「構えたところに本当にくるんで、その時に初めて組んで初めての感覚になった。ミットに吸い込まれていく感じがすごい」と絶賛した。

1位 菅野智之(巨人):42票
中日・吉見が「ずば抜けてNo.1」、阪神・才木浩人が「狙ったところにドンピシャで、ドンピッシャー」と表現。楽天・則本昂大も「すごいという言葉以外見つかりません」とため息をつく巨人・菅野が同企画3連覇を果たした。

今季2年連続沢村賞、最優秀防御率、最多勝、最短奪三振とタイトルを総なめにした菅野。広島・大瀬良大地は「ピンチの時にギアが上がる」と話し、来季よりチームメイトになる丸佳浩は「狙っていても手が出ない時があるくらい、しっかり投げ込んでくる」などと語った。