横浜FMの天野純【写真:荒川祐史】

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9月に日本代表デビューの横浜FM天野、圧巻のパスで仲川の3戦連続ゴールを演出

 9月11日の国際親善試合コスタリカ戦で日本代表デビューを飾った男が、圧巻のスキルを披露した。

 横浜F・マリノスの日本代表MF天野純が20日のJ1第30節ガンバ大阪戦で華麗なノールックパスからゴールを演出し、Jリーグ公式も「意表を突くタイミング」と称賛している。

 森保一監督率いる日本代表に初招集された横浜FMの天野は、先月11日の新体制初陣コスタリカ戦(3-0)で27歳にして代表初キャップを刻んだ。元日本代表MF中村俊輔(ジュビロ磐田)を彷彿とさせる正確無比の左足キックやFKを武器としており、中村の後継者とも称されるレフティーが、20日に行われたG大阪戦で魅せた。

 0-0で迎えた前半36分、DF山中亮輔からの縦パスを相手ペナルティーエリア左で受けると、G大阪ゴールに背を向けたような体勢から一気に腰を回転させ、振り向きざまに左足を振り抜く。キック方向を全く見ずに蹴ったボールは相手最終ラインの間を通り抜け、ファーサイドに走り込んだFW仲川輝人の足もとにピタリと届き、そのまま先制ゴールを奪った。

 “点”で合わせるピンポイントパスで、さらにノールックという高難度のプレーを披露した天野。Jリーグ公式YouTubeチャンネルはゴール動画を公開し、「意表を突くタイミングでゴール前に通されたパス」と称賛している。

 仲川の3戦連続弾で先制した横浜FMだったが、その後に2点を失い1-2と逆転負けを喫した。しかし、日本代表にまで登り詰めた天野の超絶パスは脚光を浴びており、終盤戦のプレーに一層注目が集まりそうだ。(Football ZONE web編集部)