元巨人・笠原将生、村田引退を哀れむ 古巣への苦言も
元巨人でプロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」栃木ゴールデンブレーブス(GB)の村田修一内野手(37)が2018年9月9日、今季最終戦で現役引退を表明した。
満員のファンが詰めかけたチームの本拠地「小山運動公園野球場」(栃木県小山市)で引退セレモニーとなったが、元同僚の笠原将生(しょうき)氏(27)は「あんだけのスーパースターの引退が独立リーグて」と哀れんだ。
「引退の時くらいどっかプロの球場かドームでも...」
村田選手は03年に横浜(現DeNA)に入団し、11年にFAで巨人に移籍。17年まで巨人の正三塁手として活躍するも、若返りを図るチームの構想から外れて自由契約に。その後移籍先は見つからず、栃木GBに入団。日本野球機構(NPB)復帰を目指していたが、今季は叶わなかった。そのため村田選手は引退を決意。30年間の野球人生に終止符を打った。
引退表明を受け、野球賭博事件で15年にNPBから無期失格処分を受けた元巨人・笠原氏が9月11日にツイッターを更新。
「酷いわ」との書き出しで、こう続けた。
「俺は言える立場とかやないのは分かってるわ でもなんなん? 引退の時くらいどっかプロの球場かドームでもやっていいんちゃう? あんだけのスーパースターの引退が独立リーグて」
村田選手の引退に言及したとみられ、最後はかつてプレーしていた大舞台を用意するべきとの主張のようだ。
「FAで取るなって思う」
さらに、
「今の生え抜きのベテラン選手もあんな簡単に戦力外通告できるんか?って疑問。平等ではないよね。よく考えて ならFAで取るなって思う」
と、巨人のフロントを指したとみられる批判も書き込んだ。
一連の投稿に対しては、
「栃木ゴールデンブレーブスとBCリーグ舐めるなよ」
「登録人数にもベンチ入りにも制限があるってこと知らないの?プロが平等なわけないだろ・・・」
と反発が上がる一方、
「できれば最後に東京ドームで村田選手の姿を見たかったです...」
「球団の勝手な判断で1人の選手の人生が狂うこともあるんですからねぇ」
と共感も寄せられた。
笠原氏は08年に福岡工大城東高から巨人にドラフト5位で入団。投手として通算70試合に登板し、7勝1敗防御率4.34。18年3月にインターネット番組「AbemaPrime」に出演した際には、今後の夢を「ひとりひとりに合った的確な指導ができる、少人数制の投手塾をやりたい」と語っていた。